有名人で見る西洋占星術 ~星は人生のトリセツ~PART.11 羽生結弦さん 前編

西洋占星術

ソチオリンピックの金メダリスト
フィギュアスケーター・羽生結弦さんのホロスコープ

みなさま、こんにちは。キャロラインです。

楽しみにしていたソチオリンピックもあっという間に終わり、たくさんの感動とパワーを頂きました。

そんなたくさんの素晴らしい試合の中で、金メダルを得た19歳の羽生結弦選手の活躍は、日本中の方に元気と希望を与えてくれました。

今回の~星は人生のトリセツ~は、ソチ五輪フィギュアスケート金メダリスト、羽生結弦選手にフォーカスしてみましょう!

1994年12月7日 宮城県仙台市生まれ 出生時間不明

お姉さんについて行ったのがスケートとの出会いという羽生選手。幼少の頃はジャンプに苦戦したようですが、トリプルジャンプが跳べるようになると、あっという間に頭角を現し、ジュニアの頃からその才能で注目を集めます。そして、ジュニアからシニアに移行し、4回転を装備すると、世界のトップ選手へと日の出の勢いで登って行きます。

そんな羽生選手のホロスコープを見てみると、羽生選手がジャンプにこだわり、限界までチャンレンジされるのも頷けるのです。

ヘロヘロになっても
攻めて、攻めて、攻めまくるワケ

アスリートにとって大事な星は火星ですが、これはフィギュアスケートで言えば、ジャンプや技のキレ、といった、運動能力を表します。その火星が、冥王星という非常にパワフルでエネルギーに満ちた星と、木星という発展と拡大の星と、90度スクエアの位置にあります。

羽生結弦さんのホロスコープ

単に運動能力がある、というよりも、自分の限界へ限りなき挑戦をせずにはいられない配置なのです。体力や自分の力、全体のバランスをとって、運動能力を生かし、プログラムをまとめるというよりも、ヘロヘロになっても攻めて、攻めて、攻めまくるプログラムに挑むのです。

フリープログラムを滑り終わると、自分の力を出し尽くし、観客やジャッジへのお辞儀もやっと、というような姿もしばしば見られます。

が、ジュニアからシニアに上がって、演技時間が延びた分、体力的にきつかったシーズンもありますが、現在は普通のプログラムよりもずっとジャンプにエネルギーを使うハードなプログラムだからなのです。

今の羽生選手ならば、普通の選手のクワド入り(4回転入り)のジャンプ構成を滑っても、このようにぐったりはしないでしょう。それだけ、他の選手よりも攻撃的なジャンプ構成であり、滑りきるのが難しいプログラムなのです。
(もちろん、火星は運動能力オンリーというわけではなく、体力的なものも表しますから、体力がある、というわけではなのですが。。。)

今季のフリープログラムでは、4回転は、単独のサルコーとトーループを跳んでいます。

羽生選手にとって、4回転トーループはほぼ鉄板のジャンプです。この「失敗しないジャンプ」をコンビネーションにすれば、その方が手っ取り早く点数にはなります。クワドを2本飛ぶ選手のほとんどが、4回転トーループの単独とコンビネーションの2本です。

しかし、演技構成点、スケーテング技術に勝るパトリック・チャン選手に勝つためには、技術点でアドバンテージをとるために、羽生選手はもっと高得点の狙える構成を組んできたのです。

羽生選手は種類の違う4回転を跳ぶことができますから、4回転の点数はきっちり2回分稼いでおき、後半で4回転の次に得点の高いトリプルアクセルに、トリプルトーループのコンビネーションをつけ、目一杯コンビネーションジャンプを入れてきたのです。

全部で8つのジャンプのうち、5つのジャンプを得点が1.1倍となる後半に跳び、そのうち3つはコンビネーションという鬼構成で、最大限に点数を取りにいっています。演技後半に3本のコンビネーションを決めた選手は羽生選手しかいません。

羽生選手の火星の状況を見ますと、この攻撃的なジャンプ構成に挑むのも頷けます。

物事への強いこだわり、集中力も!

その他の特徴としては、金星と冥王星、木星が蠍座にあり、オーバーロードしています。一つのサイン(星座)にたくさんの星が集まる場合、そのサイン(星座)のカラーが強く表れます。

羽生結弦さんのホロスコープ

また、蠍座の支配星は冥王星です。つまり、その冥王星の力が一番発揮されるところに位置しているのです。
蠍座の特徴、冥王星の特徴として、物事への強いこだわり、集中力があります。
蠍座に金星、冥王星、木星が集まっていることも、羽生選手の大きな特徴の一つなのです。

星の位置は、キラキラな王子様衣装を着こなせる
羽生選手の好感度の高さにも影響している

その他の星も見てみましょう。太陽は水星と重なるコンジャクションの位置にありますから、自分の目的を実現するための自己表現、プレゼンテーション能力に優れています。

また、金星と土星が120度トラインという調和と発展の良い角度を取っていることも、羽生選手の好感度の高さに影響を与えているでしょう。

金星の美意識、センスが土星のコントロール、控えめさと調和しているからこそ、あのキラキラな王子様衣装を着ても下品にならず、ガツンガツンと強気な言動にも嫌味が無く、清潔感があるのだと思います。
今期のフリーの衣装以外でも、羽やフリル、ビジューなどの乙女な衣装を着こなしていますが、これが様になる日本人は、そうはいません。

出生時間は不明ですが、どの時間であっても、ほぼ月と水星の60度セクスタイルを形成しますので、感受性と表現力も調和して力を発揮するでしょう。

実は、このように運動能力のある非常にアグレッシブな羽生選手ですが、今回の金メダルには、星の運も大きく味方したのです。
この時期がオリンピックと重なったということは、ある意味、持っている!ということでもありますし、羽生選手の能力の後押しをしてくれたのでしょう。

気になる次回は、現在の星が羽生選手にどんな力を与えたのかをお話いたしましょう。

どうぞ、お楽しみに!

後編へつづく~
「有名人で見る西洋占星術」シリーズ
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