インドの“抱きしめる聖者”アンマが教える愛とは? 今を生き抜くためのメッセージ

「アイアム瞑想」創始者アンマ

インドの聖者
アンマってどんな人?

その名前に“お母さん”という意味を持つ、インドの聖者アンマ。世界中の人々にダルシャン(抱擁)を行うことを通して無条件の愛を体現し、42年間で3,300万人以上の人々を抱きしめてきました。また、インド国内外での慈善活動家としても知られ、2011年には「東日本大震災みやぎこども育英募金」に100万ドルの寄付を発表しました。

そんなアンマが創始した瞑想法「アイアム瞑想」は、人生の統合、身体・精神・知性・心を一つに統合、調和し、真我の統一、神との融合をもたらすもの。そしてアンマの慈愛から生まれた瞑想だそうです。アンマが「愛」について語っていらっしゃることをご紹介します。

「愛って何ですか?」
アンマインタビュー

アンマ:
「アンマは『自分が人を癒している』とは思っていません。アンマは自分を真我の自己に委ねていますから、『自分が人を抱きしめている』とは言えないのです。
今日のこの世界は、愛の貧しさであえいでいます。苦しんでいます。これが最もひどい貧しさです。人間は愛のために生まれ、愛のために生きる。いつも、愛を求めています。でも、この愛を得ることができないのです」

なぜ抱きしめるのか?
アンマから見た世界の人々

「アンマはすべての人を自分の子どものように思っています。医者にとっては男女関係なく、すべての人が患者であるように、アンマは子どもたちに何の違いも見ていません。心というものは究極的に私たちが何事も見ようとする基盤になります。つまり自分の心が、自分の見方を決定しているということ。
ですからアンマは誰を見ても、自分の子どもだと感じるのです。癒しのためというより、アンマの心がみんなを子どものように見ているから、自然と抱きしめたくなる。この心が言葉と行動を通して現れているのです」

愛は体験して
初めて分かるもの

「太鼓は振動を聞いて初めて太鼓の音はどんなものだと分かります。説明を聞くだけではとても理解しにくいものです。いくら話してもお菓子の甘さを説明することは不可能、味わうしかないのです。
それと同じように愛を説明することはできません。体験する必要があるのです。愛は言葉を超越しています。
アンマの人生こそが、アンマのメッセージです。アンマはすべての人が幸せに暮らすことを望んでいます」

今を生きるための
メッセージ

「人生とは津波のようなものです。今日私たちが持っているものは、明日消えてしまうかもしれません。次の一呼吸さえ、自分の手のなかにはありません。今の瞬間のみ、私たちの手のなかにあるのです。
私たちが笑っても泣いても時間は過ぎていきます。ですから、笑って時を過ごして、人を傷つけないように、努力しましょう」

~了~

※TRINITY vol.17より一部抜粋

<information>
アンマが創始した「アイアム瞑想」を体験できるワークショップ開催!
アイアム瞑想は、生きる指針を与え、物事に対する心構えを変え、心に平和と静寂と充足をもたらす瞑想です。

日時:2014年 3月30日(日)13:00~16:30
場所:大阪ATCホール 癒しフェア ワークショップ会場内
料金:3,000円
申込:TrinitySHOP

※当日は、アンマ認定の講師がガイドを務め、ご参加費は全額、「NPO法人国際チャリティ協会アムリタハート」様の活動に役立てられます。
※アンマの来日・来場はございません。

<プロフィール>

シュリー・マーター・アムリターナンダマイー・デーヴィ(アンマ)
Mata Amritanandamayi (amma)
アンママーター・アムリターナンダマイーは、生きとし生けるものに対する無私の愛と思いやりで、アンマ(お母さんの意)もしくは、マザーと呼ばれ、世界中で広く知られています。アンマの人生はすべて貧しい人々の苦悩と、彼らの肉体的、そして、感情的な苦しみを減らすために捧げられてきました。実際の抱擁、霊性の叡智、エンブレイシング・ザ・ワールド(ETW)の活動を通して、アンマは苦しむ人たちに希望を与え、社会的に向上させ、内面を変容させています。全生涯をかけて、アンマは3300万人以上の人々を抱きしめ元気づけてきました。

取材協力:
NPO法人 国際チャリティ協会アムリタハート http://www.amritaheart.org/