「幸せタイムリー~幸運を引き寄せ運勢を好転させる方法」~運を強化し、願いを叶えるキーポイント PART.31

「如月」・陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば

☆ ささやかな幸せをたくさん見つける季節 ☆

早いもので、節分も過ぎ、少し気の流れも変わってきたのを感じている方も多いのではないかと思います。もうすでに新しい周期の気を感じ取り、新しく始まる「何か」を感じたり、新しい人との出会いや、仕事、環境など、少しずつ変化を感じ取っている人もいるかもしれません。

2014年のお題は「静」。
「静」といって直ぐに思い出すのは、和菓子好きの私は“両口屋是清”さんの「二人静」。ほどよい甘さが、いくらでも口に入ってしまいます。“とらや”さんからも「心しずか」というのが出ているそうで、和菓子好きの私は、こちらも興味が沸いてしまいます。
「結」……「お題」というと、昔、少しばかり茶道を習っていた頃のことを思い出します。

「今朝はとても気持ちの良い朝だったわね。」
「もうこのお花が咲く時季になったのね~。」
「こんなに美味しいお菓子がいただけで幸せよね!」

などとニッコリ笑いながら先生が次から次へと幸福な言葉を連発されます。
幸福な言葉は人を幸せにする。人は日々、せわしなく忙しいのが常。年がら年中、こんな幸せな言葉を一日中言っていられないかもしれません。でもお稽古へ行き、静寂な空間に触れてドキドキ・ワクワクするのと同じくらい、先生の幸福な言葉を聞くのがとても好きでした。

「幸せな言葉は、その人の人生をより幸福な道へ導く」と思いました。

最近、目にした本に「美しい(幸福な)言葉を使って、大切な人との会話を楽しむことが、より結びつきを深め、絆を深めていくことに繫がる」そして「いい言葉を口にする自分の声を聞いたり、大切な人に伝えたりすると、幸福感は倍増します。」と書いてありました。
これもひとつのお金のかからない開運法ですね!

時々、良いお年をして「あの人のしている宝飾品、たいした事ないわ!」とか「あの人はたいした服を着ていないじゃない!」とか「私は外国や外国人が大好きなの!日本なんて~!」などと目くじら立てて言っているご年配の方を見ると残念に思ったりします。人がエネルギーを注ぎ込む対象は様々だし、良いお年をして日本の素晴らしさを理解出来ていない。どれほどご自分がすごいのか察しませんが、いくつになっても「素」飾らない素顔の方は素敵だなと思います。永い人生、良く年齢を重ねて行けたら、なんて思う今日この頃です。
幸福な言葉で、大切な人達と、ささやかな幸せをたくさん見つけられたら、なんて思います。(笑)

梅の香りは気高い精神を養う

春は梅の季節です。毎年、京都の北野天満宮では菅原道真の命日2月25日(新暦)に梅花祭が行なわれます。早咲きの飛梅、寒紅梅、遅咲きの八重咲梅、彩られた梅を一目見に見物客で賑わいます。政争に敗れ、失意の中、赴任先の大宰府で遠い京の都を思い出し、梅を懐かしみ、梅を愛した道真。道真ゆかりの社で、この時期、梅の花咲く香りの中、梅花御供(ごく)と呼ばれる神事や野点が行なわれ梅祭りが行なわれます。道真ゆかりの社、東京の湯島天神や福岡の大宰府天満宮も参拝客で賑わいます。

★ 日本三大梅公園 ★
偕楽園・茨城県水戸市
水戸藩九代藩主の徳川斉昭(なりあき)により設計された庭園。民と皆(とも)に楽しみたいとの意向により偕楽園と名づけられた。百種三千本の梅が咲き誇る。

兼六園・石川県金沢市
江戸延宝(1676年)に加賀藩五代藩主の前田綱紀(つなのり)により蓮池庭(はすいけてい)が造られる。その後、十三代藩主斉泰(なりやす)が霞が池を増庭し、兼六園として知られるようになった。

後楽園・岡山県岡山市
江戸貞享(じょうきょう)3年(1686年)備前六代藩主池田綱政(つなまさ)が、家臣津田永忠(ながただ)に命じ14年の歳月をかけて完成しました。

茶道の思想がふんだんに取り入れられ、築山(つきやま)・池・芝生・曲水・園路・植込みなどが優雅に取り入れられた江戸時代を代表する回遊式庭園となっている。
いつの時代も人々を魅了してきた梅。肌寒い季節に凛と咲く梅。

身頃となるこの時期に、春を告げる梅に願いをかけてみてはいかが☆