横浜で女性のライフステージに合わせた鍼灸・美容鍼灸・マッサージ、エネルギーワークの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。
季節の変わりめ・体調管理
今年は秋が短かったため、身体(自律神経)が寒さに対応する暇がないままに冬を迎えてしまいました。
そのために増えているのが、様々なトラブル。五行では夏は湿の季節。秋は燥(乾燥)、冬は寒と移り変わります。
身体は夏から冬への変わり目には湿度の高かった夏の身体から、秋の乾燥の時期を経て体内に溜まった湿気を調整し、冬の寒さに備えるという手順を踏んで、環境の変化に対応します。
季節の変わり目には、身体の変調が出やすいものですが、これは夏の猛暑による疲労の蓄積が大きかった場合など、来るべき冬の寒さに対応しきれない状態を身体が一旦リセットするための反応と考えれば理解しやすいと思います。
そのために、秋や春には風邪、咳、アレルギー症状の悪化など、「体内に溜め込んでいたものを排出する」反応が出るのです。
ところが、今年の夏は記録的な猛暑だったにもかかわらず、秋の期間を経ずに冬が到来してしまいました。そして最近多いのが寝違えやぎっくり腰、足がつるなどと並んで、髪のトラブルと爪のトラブル。
抜け毛や切れ毛が増える、髪のツヤがなくなる、爪が割れるなどは実は顕著な老化のサインなのです。老化‼ と驚かれるかもしれませんが、身体の状態としては年齢的には若くても山登りなどをして非常に体力を消耗した状態になっているということ。
髪や爪は血余(けつよ)と言って、血液が身体に十分に栄養を巡らせた後に余った分で養われると考えられています。つまり、髪や爪にトラブルが出ているということは、身体自体を栄養する力が落ちているというサイン。
他にも、やる気が出ない、力が入らない、足腰がダルい、足がつる、風邪が長引くなどの症状が出ているかもしれません。思い当たる方は、ふくらはぎの最も盛り上がったところあたりの承筋というツボを押さえると痛いはずです。
こうした症状は病院ではなかなか理解されないため、鍼灸やマッサージなどの東洋医学の専門家にかかるのが得策です。
セルフケアとしては、まずはゆっくりと休むこと
腰の周りや脚の疲れを取ること頭皮や首周りをほぐすこと、が重要です。
今、準備が出来ないままに気温が急激に下がって身体は非常に戸惑っています。風邪をひかないから大丈夫、ではなく、風邪を引く体力さえない方もいらっしゃいます。低調なままで冬本番に突入してしまうと、季節の変わり目である春に問題噴出!ということにもなりかねません。
さらに厳しい寒さが予想されている今年の冬を乗り切り、芽吹きの春を軽やかに迎えるために、是非身体からのサインに目を向けてご自分の体調を見直してみて頂きたいと思います。