TRINITY Vol.48 「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」PART.10 神尾学さん(3)

9/28日に発売したTRINITY Vol.48「心身クレンズ」にてご紹介した企画、「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」。
意識的に、もしくは無意識的に人のエネルギーを吸い取ると言われているエナジーバンパイア。「あの人と一緒にいるとなんだか疲れる」という場合はもしかしたらエナジーバンパイアからエネルギーを吸い取られているかもしれません。
でも、その場合、「果たして自分には原因がないのだろうか」と考えることも必要です。特集では、タツコ・マーティンさん、宮崎ますみさん、神尾学さん、アン・キャラハン、上原慶子さんから、それぞれのご専門の視点から「エナジーバンパイア」について語ってくださっています。
本誌ではご紹介しきれなかったアドバイスを、ご紹介します!今回は、神尾学さんからのアドバイス第3弾です。

エナジーバンパイアが生まれてしまう社会構造とは?

――自分が致命的なバンパイアかもしれないと感じた人ができる事は何でしょうか?
人に気づかれず、感謝もされないことで、小さな親切や小さな良いことを、毎日1つずつでもやるように心掛けてください。知らないうちに、エネルギーの流れが変わり、少し経つと人間関係も変わってくるはずです。
それまで人から頼みごとをさなかった人が、頼みごとをされるようになるかもしれません。そのときには、自分が成長し始めたんだと自信をもって、喜んでその依頼に応えてください。そうすると「自分は人からあまり好かれないタイプ」だと思っていた人が、いつの間にか「自分の周りに人が寄ってくる」人気者になっていることに気づくと思います。
それは、しばらく忘れていた感覚かもしれませんし、あるいは今まで味わったことのない歓びを感じるかもしれません。その感覚を、大切に育てていってください。

――相手に会っている間だけ疲れるのは、自分の問題(対人関係による未熟性)もあるかもしれませんが、いわゆる生霊など、距離を置いてもエネルギーを吸い取られてしまうことはありますか? そのような場合の対処法を教えて下さい。
その相手を明確に意識して、自分と相手の間にあるエネルギーの糸を、しっかりとした意志をもって切ってください。

―― 一日の終わりに他者と交わったエネルギーを大掃除するようなイメージングやワークはありますか?
シャワーをする時に、「エネルギーを浄化する」というような意識を明確に持って、少し長めに時間洗い流すようにするのが、一番簡単な方法です。

――世界的な宗教指導者などを拝見していると、皆から「エネルギーを下さい」と、見えない無数の手が伸びているような立場に置かれている人もいます。けれども、彼らの魂は汚れる事はないように思えます。彼らと、少しのエネルギーを奪われただけで枯渇する人との違いは何なのでしょうか?
優れた宗教家は、瞑想をすることによって、「魂」とのつながりを常時保てるようにし、また、エネルギーを奪われたときも「魂」とつながることによって回復しています。マントラを唱えて、守護やサポートをしてもらうこともあります。
ささいなことでも枯渇する人は、それよりはるか以前の問題として、まずはフィットネスなどで、身体を活性化することから始めることをお勧めします。システマティックな方法を求める方は、ラージャ・ヨーガなどを学ばれるといいでしょう。

――サイキックアタックとエナジーバンパイアは似て非なるものでしょうか?
サイキックアタックはアストラル・レベル、エネジーバンパイアは主にエーテル・レベルの問題でしょう。

――利他的な人はバンパイアにやられやすいのでしょうか? それとも似非利他主義だからバンパイアにやられてしまうのでしょうか? また、ハッキリとNOと言える人はバンパイアにやられないと言われますが、自己中心主義過ぎて本人がバンパイアになる事はありますか?
似非利他主義だからバンパイアにやられてしまうというのは、そうですね。真に(魂のレベルから)利他的な人は、バンパイアなど関係ないでしょう。
自己中心主義過ぎて本人がバンパイアになる事も、もちろんあります。いつも魂とつながるよう、心がけることが必要です。しかし、実際にはそれは難しく、まずは自己確立をしないといけません。そのプロセスのなかで、どうしてもある程度自己中心的になってしまうことは、やむをえません。そのときには、利他性をいつも念頭に置くことでバランスをとることが必要です。

~PART.9につづく~

「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」記事一覧

 

神尾学さんがセミナーを開催!
神智学入門コース №2 「アストラル体」

神尾学さんの連続講座のご紹介です。


人間には、肉体以外に見えない多重の身体が存在することは、今では科学的常識に囚われない多くの方々にとって、新たな常識となっています。
人間が多重の身体をもつことは、もとを正せば世界中の宗教的伝統で語られてきたことでしたが、唯物科学の発展に伴って頭ごなしに否定され、一般には忘れられてきました。そうなってしまった主要な原因は、それらが通常の五感を超えた超感覚的認識によってしか捉えられない世界(界層)に存在するため、どうしてもそれらの教え・概念があいまいになってしまい、科学的思考に慣れてきた近代以降のリーダーたちの信頼を勝ち取ることができなかったからでした。
その弱点を取り除き、科学的水準にも耐えられるものとして、それらの教えを統合・整備し、再構築・体系化した頂点が、神智学とそれに続くアリス・ベイリーの教えです。
なかでも、アリス・ベイリー著『秘教治療』には、病気およびその治療に絡めて、それらの諸体の関係が詳細に語られており、今では欧米の最先端の研究者たちの必読書となっていて、それを解読することによって、新たな画期的発明・発見が次々と生み出されている、という状況が生まれています。日本には、ほとんど伝わってこない情報ですが……。
そのような状況を踏まえ、「エソテリック・ヒーリング(EH)連続講座」を月1テーマずつ計12回、1年間のコースとして行っておりますが、初めての方には情報量が多すぎ一度に吸収するのが難しい、という声をうかがい、今年から新たに始めたのが「神智学入門コース」で、今回は、先月の「エーテル体」に続き、2番目に肉体に近い「感情の体」=「アストラル体」を取り上げます。
現在の人類の病気の第一の原因は、(個人に注目して見た場合)感情的ストレスにあると言われており、心身の病気原因を根本から取り除くには、この身体に対する理解が不可欠です。
これを機会に、神秘の世界を信頼できる情報をもとに、一緒に学んでいきませんか?

期日: 11月1日(金)
時間:(午後の部)14:00~16:30
(夜間の部) 18:30 ~ 21:00
(2回とも、同じ内容です)

★詳細はhttp://holisticreading.com/ のスケジュールページをご参照ください



神尾学さん
東京大学工学部・教育学部、同大学院(体育学・健康教育学専攻)修了。
各種身体文化および健康法・代替療法の研究・指導に携わる中で20年ほど前に神智学に出会い、現在が人類史的な規模の大変動の時期であることを知って、その研究・啓蒙活動に入る。以前には、プラニック・ヒーリングの普及にも協力。現在は、エソテリック・ヒーリングに腰を落ち着け、「秘教」と「治療」の両面から、その解読に専念している。
著書に『秘教から科学へ』(出帆新社)、『人間理解の基礎としての神智学』『未来を開く教育者たちと神智学』(コスモス・ライブラリー)などがある。


■TRINITY Vol.48の詳細はこちら
https://www.el-aura.com/2013092602/