ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.30感情的な浸蝕を受け止める子宮

横浜で女性のライフステージに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄マッサージの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です

浄化されなかった感情が作り出すシコリ

女性は子宮で考えるこの言葉を聞いてあなたは差別的だとお考えになるでしょうか?

日々女性の身体を拝見していると、私は「女性は子宮で考えているのだな」と感じます。あるいは、子宮は女性の考え方を反映する、と言った方が良いかもしれません。
今日は、感情が反映された女性の身体の不調の一例に関してお話ししたいと思います。

怒りや、吐き出されなかった感情が炎症や腫瘍となって身体に現れてくるという考え方が、いくつもの療法やセラピーで認識されているのは、心と身体の関係を見つめてきた施術者やカウンセラーにはそのことが実感として感じられるからだと思います。そのため、女性の場合、特に子宮筋腫については「浄化されない感情が作り出したシコリ」と表現されることが多いようです。

さて、私が毎日感情と身体の症状との相関関係を探りながら施術させて頂く中で気づき、今回お伝えしたいのは女性ホルモンのバランスについてなのです。

感情的な浸蝕を受け止める子宮

女性に固有の器官でありながら、現在妊娠を希望・考慮していない女性にとって子宮はそれほど重要な存在とはみなされていません。生理痛や生理不順があっても、また、たとえ子宮筋腫があっても、生活に支障が出るほどでなければ特に対処が必要だと感じていない方も多いようです。子宮は生殖器官であるという観念があるので、毎月生理が来ていても、他の多くの臓器と同様に妊娠を考慮しなければあまり顧みられることがないので、感情との関係には到底結びつきません。

一方、妊娠を経験した女性の中には、妊娠中に自分の感情が大きく揺さぶられるような出来事が起こると子宮が収縮したり、張ったりして痛むという体験を通して、感情と子宮の関係に気づいたとおっしゃる方もいらっしゃいます。

生理や妊娠の経験を通してそれをご自分の感情にまで結びつける作業は簡単ではありません。私もある時ふいに、ホルモンのバランスが崩れ生理不順の症状が出ている方々にある共通点があることに気づきました。

それは、「感情的な浸蝕を受けている」「ご自分を明け渡している部分がある」ということでした。
彼女たちは、みな非常に能力が高く、ご自分からの要求は少なく、根性があって我慢強いのです。
そのために家族や上司の理不尽と思えるような要求にも能力の高さから応じ途中で多少の無理が発覚しても根性で乗り切ることができ不満があっても吐き出すことはありませんでした

それが結果的に彼女たち自身の時間や生活を浪費し、感情を蝕んでホルモンのバランスを崩していたのです。

こうした女性は、ディベートの文化が根付かず、意見を述べることと人格を否定することがイコールだと見なされやすい日本では多いタイプかもしれません。「自分さえ我慢すればこの場は丸く収まる」という考え方もどちらかというと美徳と考えられています。

スピリチュアルな考え方を学んだ方なら、さらに「愛」で受け止めなければならない、「怒り」は抱いてはならない、自我の消滅こそが「悟り」なのだから、と考えるかもしれません。

しかし、ここで自分の感情を抑え、相手の要求を通すために自分を明け渡し続けることは決して解決にはなりません。

マザーテレサは華美なホテルの部屋に通された時には「贅沢すぎるので部屋を変えてください」と言ったそうです。ガンジーも断食をして抵抗の意志を示しました。

どうか、まずは自分を愛し、怒りの感情すら抱かなくなり、消滅させるべき自我の要求を見据えることから始めてください。