ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.31 ストレスと葛藤をなくすために観念する

横浜で女性のライフステージに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄マッサージの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です

「観念」のススメ

ストレスや葛藤が心の健康を害し、結果的にそれが肉体にも表れてくるのを極力避けるために、患者さんには「観念する」ということをお勧めしています。
観念するとは
あきらめる
思い切る
という意味ですが、仏教用語では「観 」は知恵をもって観察し、悟りを得ること「念」は心に思うこと。
つまり、観念するとは、自分が心に思うことを知恵をもって観察し、悟りを得ることと言えます。
ストレスや葛藤は、Aというあなた自身の考え方・価値観に対してBという価値観を採用するように求められた際に生まれます
仕事の進め方
親族間の行事進行
将来の進路
もっと単純な「何して遊ぶ?」「何食べる?」まで、発生する可能性のある場面は無数にあります。

あなたを取り巻く理不尽なもの

例えば、あなたに押しの強い親戚のおばちゃんがいたとしましょう。
ある時、あなたとおばちゃんはお世話になった方にお礼に行くため、手土産を持って行くことになりました。

おばちゃんは、最近テレビで見た天然の生きた鰻が良いと言います。

あなたは、生きた鰻なんてさばく手間がかかるし、第一、素人の誰もが調理出来るとも限らず、そんなものを持って行くのは失礼にあたるのでは?同じ高級品ならメロンかマンゴーが良いのでは?と言いました。

しかし、おばちゃんは今、鰻は天然ものが減っていて価値が上がっている。しかも精がつくのだから、きっと感謝される、と主張を曲げません。今時メロンを送るのは古臭い感じがするし、マンゴーなんて若者しか好まない。折角ならビックリするようなものが良い、というのです。

さて、このおばちゃんみたいな上司を持っている方も結構いらっしゃるでしょう。
毎日職場で鰻かメロンか?が延々と繰り返されるわけです。
そして、あなたはメロンは古臭い、マンゴーは受け入れられない、と言われるたびに傷ついて自分に対する自己評価は下がり、非常識な上司に対して不満が募って行きます。

観念によって善悪の二元論から抜け出す

ここで観念の出番です。
宇宙人のバシャールもこう言っています。
状況は問題ではない。
あなたのあり方が問題だ。

人はほとんどの出来事を善悪で判断しようとします。
あなたにとって
①非常識なおばちゃん → 悪
②手間のかかる鰻  → 悪
③古臭い価値観を持つ自分 → 悪
です。

ところが
①おばちゃん(上司)は自分と異なる価値観で生きている人間であり
②鰻は相手が中華料理の達人で問題なし(かもしれない)
③古臭いのはメロンであって、人格は一切否定していない
という受け取り方をすれば、悪はオール善に変わります。

これは単なる発想の転換、ということではありません。自分の価値観が正しい、従って相手は間違っているという思い込みに気づき、相手の存在を許し、結果的に自分の在り方も許すということにつながるのです。

しかし、相手の価値観を自分の善悪基準で評価することや、単なる指摘や意見を自分への個人的な攻撃だと思い込んで傷つくことを選んでいるのはあなた自身です。その時あなたは、相手がありのままに生きることも許さず、自分の価値を自分自身ではなく、周りの人間に決めさせることを選んでいるのです。

観念することには、たとえ理不尽な上司の存在があっても現在の職場環境で将来の自分にとって得るものがあるのなら、割り切って勤めつづけてみては?という意味と共に、ご自分の心の動きを知恵をもって観察し、思い切って向き合うことでご自身にとって居心地の良い状態を作って頂きたいという思いがあるのです。