アラフィフは二度目の青春!更年期を明るく乗り切る方法!PART.3

ストレス発散は更年期にこそ必要。医者である“お姉さま”の言葉を頼りに女性特有の症状を乗り切っていく、コミックエッセイ「今夜もホットフラッシュ」の著者青沼貴子さんインタビュー。PART.2では「更年期ウツ」についてご紹介しました。

今回のインタビューPART.3では、そう、更年期世代の強い味方「ストレス発散方法」についてお伺い。大のジャニーズファンだという青沼さん、やはり一番のストレス発散方法はライブ観戦?!  答えは、インタビューの中で明らかになります!

更年期中の仕事や家事との関わり方

編:倦怠感で何にもできないけれども仕事はできると書かれていましたが?

青:そうですね。だから、ホルモンがどうしようもなく影響する症状もあるけれど、気の持ちようも大きいんじゃないかなって思います。家事も絶対やらなくちゃいけないって決めている人もいると思うんですけど、私は全然決めていなくって。やらなくていいもの、No.1なので(笑)。

家事をしよう!とした瞬間に身体がだるくなっちゃったりします。家事だと今日はできないから、寝なきゃいけないってなるんですけど、仕事って関わっている方がものすごくいるっていうのがわかっているから、ちょっとパス!って出来ないじゃないですか。だから辛いから休もうってことすら思わないですね。でも働きながらもホットフラッシュは容赦なくくるので、汗だらけになって、首にタオルまいて仕事していましたね。

編:一番のストレス発散方法はなんですか?

青:やっぱり友達と遊ぶこと、ですね。ここ(青沼さんのご自宅)で週一回板橋マダムス(板橋に住む青沼さんの仲間たち)の会合があるんです。そこでお茶してわーってグチを聞きあうだけでもストレス発散になりますね。

板橋マダムスには暗黙のオキテがあって、人のグチを絶対否定しないんですよ。全員一丸となって一人が言ったグチを、あんたは間違ってない!って。否定されないから、何かあった時、「お茶の時聞いてもらおう」って本当に楽しみにしちゃいます。

編:自然とそういったオキテができあがったんですか?

青:たぶん、自分がされて嬉しかったので皆そうするようになったんだと思います。自分のこともそうだし、子どものことも全力で肯定してくれるんですよ。「あんなだ、こんなだ」って言っても、「いいのよこれで!絶対間違ってない!」って言ってくれて。肯定されるとすごく嬉しくなっちゃいます。ただ、夫のことは、全員悪く言いますね(笑)「最低だよね、それ」とか言って。夫のことは否定されるほどうれしい。「でしょ~!?」って(笑)子どもと自分のことは全肯定なんですけど。

そういうお友達がいたことが、やっぱり更年期を迎えても一番強い味方だったし、よかったな、って思います。こういうことを見据えて、公園デビュー、幼稚園の頃からお友達を作ろうってがんばりましたよ。最初は週一回バトミントンをしていて、いつのまにかお茶会に。自分の家を開放してもいいし、ファミレスでもいいけど「お茶しない?」って一言声をかけあうっていうのは意外と大切だと思います。


「今夜もホットフラッシュ」
作者:青沼貴子
出版社:メディアファクトリー
出版日:2013年7月12日
価格:950円(税別)