「蒼月紫野の石と幸せに暮らすHappyLife」パワーストーン生活をステップアップ!PART.26

ブルーレースアゲート

「フンフンフ~ン♪」
今日の石初心者さんは、ニコニコ元気で嬉しそうにしています。社内で素敵だなと思う人とランチを楽しんできたのです。

朝、十三がローズクォーツのペンダントとブレスレットをつけていくようにと言うのでつけていったら、素敵だと思っていた男性から声をかけられたのです。同じチームにはいますが、その人はいつも社内でパンを食べていたので、外食しているのを見たことがありませんでした。その人が外食で、しかも自分を誘ってくれた!非常に嬉しいことでした。
ランチも話がうまくはずみ……しかも彼も石が好きだと言うのです。

「天然石好きなの?いつも素敵な石をデスクにおいているね」
「ええ、大事にしてます」
「僕も実は好きで……」
そう言い彼はポケットの中から小袋を出しました。その中に入っていたのはブルーレースアゲートでした。淡い水色の石で、縞模様があります。
「あ、素敵!」
「可愛い奴でね、実はいつも昼食は誰かとランチをするのが苦手で……コミュニケーションがうまくとれないからなんだけれど、それでこの石を持ち歩いているんだ」
全然コミュニケーションがうまくとれないようには見えないので、石初心者さんは驚きました。でも確かに社内の人と余り話しているようには見えません。黙々と仕事をしていたようなきがします。
「私も今度ブルーレースアゲートいい子を探してみようかな」
「いいね」
そう彼はいい、言葉を続けました。
「僕も新しい友達をこいつに見つけてやりたくってね、良い店があるから一緒に行かないかい?」
二つ返事でOKをだした石初心者さん。くすっと笑った彼をみて、もう胸はどきどきしています。社内でも評判のハンサムで知的と人気がある男性だったし、彼女のあこがれの人でもあったからです。

“……ってことがあったのよ、みんな”
“ほう、いい展開ではないか”
“当日も私たちローズクォーツを連れて行ってね!”
石達からは色々な反応が返ってきましたが皆喜んでくれました。勿論ハインリヒも。
ハインリヒはマスターの幸せ気分がすごく嬉しく、石仲間に嬉しさを話していました。
モリオンが聞き役でしたが、話し終わった後、少し切なさを感じました。何故切ないのかは考えないようにハインリヒはしましたが、十三がそれを見て何か考えている様子でした。

~つづく~
▼『12の石の精霊たち ~パワーストーンとの暮らし方~』


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