「三年番茶の淹れかた・飲みかた」~マクロビオティック基礎編

マクロビライフの定番「三年番茶」

みなさま、こんにちは。少し間が空いてしまいました。こちら東京ではすっかり初夏の陽気ですが、みなさまはいかがお過ごしですか?

だんだんと汗ばむ日が続くようになってきましたが、こんな絶好の陽気には、もっともっと汗をかいて、体内の老廃物を出していきましょう! そこでお役に立てるのが、マクロビオティックでは基礎の基礎、食養でも大活躍の「三年番茶」。淹れかたと飲みかたを覚えちゃいませんか?

まず、三年番茶とはその名のとおり、三年熟成させた番茶で、醗酵も進んでおり、デトックス効果も高く、普通の緑茶や煎茶とちがい、体を冷やすことも少ないのです。袋をあけてみると……。葉よりも茎が多いことに気付きませんか? マクロビオティックでは、葉のほうが陰性、茎のほうが陽性ですので、三年番茶の効果も期待できるというものです。

三年番茶のパッケージには、大抵、淹れかたも書いてあります……が! 「なんだか苦くなっちゃってうまくいかない~~!」という経験をお持ちの方も多いのでは、と思います(かくいう私も……笑)。その苦さもまた体には良いのですが、あまり苦いとお茶の酸化も早く、マクロビオティックでは古く酸化したものも嫌いますし、美容にも良くありません。でも三年番茶はヤカンで多めに沸かすことが多いですし、どうしましょう?
ということで、考えました! ぜひご参考にしてみてください。

【三年番茶の淹れかた】
①まず、ヤカンにお湯を沸かし、沸騰してからさらに10分間、沸騰させ続けます。
②火を止めてすぐに、茶葉を好みの量、ヤカンに入れ、ふたをします。
③そのまま6時間~8時間放置。
④飲むときにはそのままもう一度火をつけて沸かしなおすか、冷めた常温でもOK!夏には冷やしてどうぞ。(沸かしなおす際には沸騰させすぎないように!)

この方法ですと、苦くなることもなく、また、三年番茶の効能が弱ることもあまりありません。まろやかで美味しいですし、沸かしなおしても苦くなることもありません。酸化も弱いので数回沸かしなおしても大丈夫です。で……6時間~8時間は長い!とお思いのみなさん! 寝る前にセットしておけば、翌朝には5分~10分、沸かしなおすだけで、おいしい「梅しょう番茶」や「塩番茶」、「しょうゆ番茶」が飲めますよ!

梅しょう番茶はわかるけど、塩番茶やしょうゆ番茶はやったことがない方へ、飲みかたをどうぞ。

【「塩番茶」の飲みかた】
①天然塩を好みの量、湯飲みに入れる。
②上からアツアツの三年番茶を注ぐ。
③アツアツのうちにふーふー飲む。

【「しょうゆ番茶」の飲みかた】
①しょうゆを好みの量、湯飲みに入れる。
②上からアツアツの三年番茶を注ぐ。
③アツアツのうちにふーふー飲む。

どちらも朝のうちに飲むと、一日の活力にもなりますし、体が活性化して汗がドバーッと出たりも。お通じにも有効ですよ。間食も減ります。ただ、初めは自分に合う、塩やしょうゆの分量が判らないかもしれません。もちろん、そのときの体調でも変化しますが、慣れないうちは、塩やしょうゆを多いかな?というくらい入れて、飲んでみて、しょっぱすぎる!というときに、上から三年番茶を注ぎ足しましょう。

薄くて、あとから塩やしょうゆを追加しても、あまり味に変化もなく、効能も少ないのです。梅しょう番茶、塩番茶、しょうゆ番茶とも、普段から常飲することもオススメですし(梅しょう番茶は通常、朝の1杯のみ)、貧血のときや胃腸がすっきりしないとき、食欲がないときや二日酔いのときにも、とてもオススメですし、体も温まり循環もアップします。その日の体調によって、塩やしょうゆの分量は変わるはずですし、おいしくて2杯目3杯目とおかわりしてもOK!おかわりごとに塩やしょうゆの分量は変えて良いのです。おいしくたのしく、マクロビオティックを実践してみませんか?

さあ、みんなで、レッツ健康!エンジョイごはん!

すべてはあなたの人生を応援しています。
愛と感謝をこめて。