「あなたはだあれ?」~肉体でも肩書きでもない、本当の「私」を探す方法 PART.13-②

「私は誰か」をずっと探し続ける

12回に渡って続けてきた「私探しシリーズ」。今回がいよいよ最後です!
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皆さんは、13回に渡って「私は誰か?」を探求し続けてきたのだから、13日間こうしてご一緒できただけで大きな成長です。この文章に出会えただけであなたは、進化の新たなステージにいたのです。もしかしたら、この文章はたまたま友人から勧められて読んだだけかもしれません。実は全く興味が無かったのに。でも、それを断ることもできたし、そもそもその人と友人にならないことも出来たはず。だけど、あなたは、なんだかんだで結局、この文章を読んでいるし、「私とは誰か?」を探求することになりました。

それは、始めから決まっていたのです。あなたが、「私とは誰か?」を探求する時期が。実際、この文章に辿り着かない人も勿論たくさんいます。それでも、あなたは「私とは誰か?」の段階に辿り着きました。あとは、流れるままに流れるだけです。

この世には、起こることが起きているだけなのです。認識主体である真の私は、それを、それらの全てをただ見つめるだけです。あなたは、新たな段階に来て変わりました。

例えば、日常の生活で誰もが口にする「私は○○である」。もうあなたは、この表現に違和感を感じることが出来る立場に居ます。私が○○で無いからこそ、私は○○を認識出来る、と。私はこの身体じゃないし、この名前じゃないし、この存在じゃないし、これら全ての認識されたものではありません。

私は、この世で見る事が出来る全てのモノでは無く、この世で説明が出来た全ての概念では無いと。私は、目に見えず、説明できず、検出されないものだと。この連載を読む前のあなたに、考えられたでしょうか。その時のあなたが、「私は全てでは無い!」などと、深い理解のもとで発言したでしょうか。

あなたは、私を探し出しました。「目に見えないものを信じること」の意義を、誰かの知恵としてではなく、あなたの深い理解として歩み出しました。

認識するモノ(主体)と、認識されるモノ(対象)。これは、二元性のこの世の大前提です。一方が、もう一方を見つめ、一方が、もう一方を感じるのです。ただ、二元性はこの世の前提であり、真なる世界は、一つなるもの(非二元性)です。一方が、もう一方を見つめるのではなく、見つめるモノが見られるモノとなります。(バシャールの言うパーティカルリミット)

認識しながら認識されるその世界では、あなたは何かになることが出来ません。「なる」ためには、「それじゃないもの」と「それであるもの」が必要だから。真の私は、もう既にそれ(全て)です。それなら、簡単。

あなたがそれを悟るためには、私は、もう既に、真の私であると信じればいいのです。何の証拠もなしに、「私は、もう既に、真の私である」と。その時、「私」のまま、真の私を感じることが出来るだろう。

「私とは、誰か?」の答え

「私とは、誰か?」
これからも、私を忘れそうになる度、問い続けてください。

空海
「長い連載も、今日で終わり。もう夕方だし、一日の終わりに、鐘でも鳴らしましょうか」。
夕暮れのお寺で、和尚さんが鐘を鳴らしました。その鐘の音を聞いているのが「私」で、その鐘を鳴らしたのも「私」なら、真の私とはその鐘の音そのものです。
そこには、認識する者もされるものも無く、ただただ、鐘の音として、鐘の音が存在しています。聞かれることも無く、聞くことも無く、ただただ鐘の音として、鐘の音が存在しています。

本当の私なんて、探すまでもありません。あなたは、既に本当の私なのだから。
あなたは、既に、全てです。
何かに「なる」必要なんてありません。そして、何かを目指す必要もありません。あなたは、もう、それなのです。
「私は、ソレである」。こう信じて唱えればいいのです。
「目に見えるモノは全てニセモノで、目に見えないモノは全て本物」

誰が言ってると思いますか? ノーベル物理学賞受賞者が言っているのです。「この世は、ただのエネルギーの場だ」と。そこに、実相はありません。本物は、目に見えないところにあります。
目に見えないところで本物が振動したら、それが、場となって、この世界に、あたかも実物があるかのように伝わります。だから「本当はこの世界は虚像だ」ということを、そのうちだれか有能な人がが明らかにしてくれますよ。

あなたがこうして私探しをしたように、大勢の人が真の私に気付いたトキ、残りの全員も強制的に気付きます。椅子取りゲームの原理です。
地球人、みんながみんな、「私とは誰か?」と疑う日が来て欲しいですね。

~おわり~

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