ジョンオブゴッドに会ってきた PART.5~試される①人は「モノ」で変われるのか?~

1週目を終える頃にはハーブ希望者の処方箋も全て無事に入手し、既に私はエンティティとの面会理由が無くなっていました。毎週水曜日~金曜日の3日間はエンティティの治療が行われるためカーサは人で溢れていますが、土曜日~火曜日まではゆっくりと穏やかな時間が流れます。週末には、ツアーのスケジュールの中でも特に楽しみだったある遠足へ出かけました。

精霊たちがひしめく聖なる滝での浄化

カーサの近くには精霊たちがひしめく聖なる滝があります。でこぼこ道をタクシーで下り、駐車場からは細い山道を歩いて下り滝へと向かいます。聖なる滝へは男性と女性が一緒に入る事を禁止されています。途中にあるゲートにて、先に入ったグループが戻って来るまで次のグループは待機します。小さな滝の下に身体を潜り込ませ、頭から自分を洗い流すのはとても心地よい瞬間でした(大人数のツアーで訪れたため、この滝も一人3秒ほどでした)。聖なる滝は写真撮影不可、もちろんエンティティの許可なしに滝へ向かう事は出来ません。残念ながら私は見逃してしまいましたが、ツアーの同行者のうち数人が大きな青い蝶を見たそうです、うらやましい!

聖なる滝を浴びてスッキリしたところでふと振り向くと、滝へと流れ込む小川で2匹の犬たちが楽しそうに水浴びをしていました。水浴びの数メートル先では、誰かが神妙に滝を浴びています(笑)。動物も人間もそれぞれが同じ空間で楽しんでいる姿を見られて、本当に幸せな気持ちになりました。

エンティティに試される!?

 

翌週の治療が始まると、とにかく私は瞑想三昧の日々です。ある時は穏やかに頭の中で桃源郷を旅したり、またある時は自分の至らなさで頭がいっぱいになり、何時間も涙が止まらない苦しい時間を過ごしました。最終日の前夜、ツアーガイドが私を呼びました。「もう1度質問と希望をエンティティに伝えていいわよ」「やった!もう一度目標ができた」。ツアー代金を払っている人々の中で、私のみ心霊手術が処方されず2週間の滞在でエンティティとの面会が2回のみ(手術を処方された人たちは何回も面会の機会があります)。あとはひたすら瞑想だけの私がちょっと可哀そうだったみたい(笑)

何を聞こう、何を伝えよう、ああ、どうしよう!と考えた末、翌日エンティティに2つのお願いをしました。1つ目は、「動物たちの為に私を使ってください」。するとエンティティからの返事は……「そこに座って瞑想しなさい」。いつもとは違う場所を指定されましたが、また瞑想でした(笑)。そして2つ目は、「スピリチュアルな文章を書く事を助けてください」とお願いしてみました。すると思いもよらない返事をもらってしまったのです。ある高価な「モノ」を購入するように指示されたのです。私が今まで学び救われてきたスピリティズムは、愛と成長に物質を絡めることはありません。物質やお金は、人を助け人に奉仕する為の善き種です。文章を書く事を手伝ってもらうには高価な物質が必要、そう言われたショックは大きすぎました。

ハッキリ言って、お願いした事を後悔しました。

<続く>