ヨガやマッサージだけじゃない! アーユルヴェーダ5000年の奥義 PART.18 インドの神様編③

サラスヴァティー神

インド(ヒンドゥー教)にはたくさんの神様がいると思ったことはありませんか? でもそれぞれの神様の特長を知る機会はなかなかありません。今回はヒンドゥー教を代表する3大神から土着の神様まで、アーユルヴェーダライフさんから教えていただきました! 今回はその3弾です!

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アーユルヴェーダに関係深い聖典「ヴェーダ」の中で、神々の讃歌を記述した「リグ・ヴェーダ」では多くの神々が現れます。 ヴェーダ神話の時代の神々の多くは自然界の様々な事象を神格化されたものです。 それがヒンドゥー教の時代の中で、インドの土着的な民間信仰が取り込まれ、ブラフマー神・ヴィシュヌ神・シヴァ神の三大神(三神一体説)に代表される現在のヒンドゥー教の神話の姿に移り変わっていきます。 ここではヴェーダ神話からヒンドゥー教の時代を経て、今も人々から愛され続けているインドの神様をご紹介します。

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サラスヴァティー神(Sarasvati)
▼別名
ガヤトリー、弁才天(弁財天)など
▼概要
ヒンドゥー教の女神の一人
最高神の一人ブラフマーの神妃とされ、芸術・学問、祭祀儀礼における浄化を司る女神ともされる

「リグ・ヴェーダ」においては、聖なる川・サラスヴァティー川(その実体については諸説ある)の化身であり、最高の母・最上の女神と謳われ、作物を実らせ富をもたらす川の女神とされる。
また「流れる川」から、流れるもの全て(言葉・弁舌や知識、音楽など)の女神ともされ、後に、韻律・讃歌の女神、ガヤトリーと同一視されるようにもなった。

4本の腕に分厚いヴェーダ教典・数珠・ヴィーナと呼ばれる楽器を持った姿が一般的である。
日本では七福神の一人「弁才天(弁財天)」としても広く親しまれている。

 

 

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 ガンガー神(Ganga)
▼概要
ヒンドゥー教の女神の一人

ガンジス川を神格化した女神。ヴィシュヌ神の爪先から生まれたとされ、ヤムナー・サラスヴァティーを含む三大聖河の中で最も聖なるものとされる。ガンジス川(ガンガー)は現在でも「聖なる川」としてヒンドゥー教徒の信仰の対象であり、この川の水で沐浴すればすべての罪は浄められ、死後の遺灰をこの川に流せば輪廻から解脱できると信じられている

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出典:アーユルヴェーダライフ

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