アトピー、頭痛、不眠……。一本の虫歯がその原因かも!? コワイ歯科の真実

歯が痛い。
考えるだけで、気が滅入ってきますよね。お正月など、つい生活が不規則になったり、寒さから免疫力が低下するとずいぶん前に治療したはずの虫歯がまたイタイ…。なんてことありませんか? 健康を考える上で実は侮れない虫歯の存在。数ある病気のなかで、もっとも多くの人がかかっているもの。それが虫歯です。最近は虫歯で歯を失ってしまう人のために、インプラントなどもありますね。しかし、インプラントを入れたために不調になってしまう。歯に詰めた金属がさまざまな体調不良を招いているといった現状も多く語られるようになってきました。

歯から全身をみるホリスティック歯科医
藤井佳朗先生は、世界でも活躍

TRINITY本誌でもこれまで、歯と健康の関係を取り上げてきました。毎回ご協力いただいているのが新神戸歯科の院長・藤井佳朗先生。虫歯一本、歯のかみ合わせが重大な不調を招くことにいち早く目をつけ、その危険性を啓蒙しながら、ホリスティック歯科を広めるための活動をされていらっしゃいます。
藤井先生の著書には「歯科からの電磁波対策 携帯電話は体に悪いのか?」「歯科からの医療革命―「体の症状を歯から治す」これが究極のホリスティック歯科医療だ!」など、センセーショナルなタイトルのものがズラリ。今回は、みなさんが必ず1台はもっている携帯電話と虫歯の関係についてご紹介します。

歯に詰められた金属やインプラントが
電波をキャッチするアンテナとなっていませんか?

藤井先生に初めて取材をさせていただいた時、先生はおもむろに立っている私の顔をめがけて携帯電話を近づけてきました。すると、自分でもびっくり! 体が自然に携帯電話をよけるように自然に上半身が後ろのめりに。自分では何気なく使っているから意識していませんが、実は携帯の電波ってこんなにも驚異的なんだと実感した瞬間です。
このように、携帯やパソコンなど電化製品に過敏に反応してしまい、頭痛やめまい、不眠などを引き起こすのが電磁波過敏症。その原因に「歯」があるのです。虫歯によって金属が詰められていたり、インプラントが入っているとそこが電磁波の受信機になってしまっているかもしれません。

金属は少しずつ溶け出して体内に蓄積される
大切なのは合っているかどうかを見極めること

藤井先生の著書「歯科からの電磁波対策 携帯電話は体に悪いのか?」のなかで、歯科治療と電磁波過敏症には密接な関係があることを患者さんたちの実例として紹介されています。そのなかには、ホームで携帯電話で話している人が突然ふらついてホームに落ちてしまったり、さまざまな不定愁訴に悩んでいた方がアマルガムをとっただけで気分爽快スッキリ!したりという人が多いそうです。口のなかは、湿気の多い場所でアマルガムなどの金属は少しずつ溶け出していきます。それが不調の原因になっている場合も多いそう。そのためにも、事前に本当にそれを虫歯の治療に使用していいのかを確かめることが大切。藤井先生のクリニックでは、まず金属との相性をOリングでテストします。そこで相性のよいものをセレクトすれば、リスクヘッジにもなります。一度虫歯になってしまった歯がもとに戻るということはありません。そして、金属を外す場合、ドリルで削るとその破片が必ず体内に入ります。ですから、ラバーダムという虫歯以外の部分をしっかり覆って、体内を守りながら処置することが大事。有意義な治療ができるように事前にしっかりと歯医者さんをリサーチすることが大切です。