梅肉エキスは天然の抗生物質! 予防接種をせずにインフルエンザから身体を守る

横浜で女性のライフスタイルに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄マッサージの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。

今月20日の大寒付近は暦の上ではもっとも寒さの厳しい時期とされています。風邪をひいている方も多く、年末からのノロウィルスの感染も引き続き拡大しているようですので、十分な注意が必要です。とはいえ、どうやって注意すればよいのでしょう?

患者さんから「予防接種は受けるべきでしょうか?」というご質問をたびたび頂きますが、私自身は最も大切なのは普段から免疫力をできる限り上げておくことであると考えています。インフルエンザワクチン(子宮頸がんワクチンも)では、罹患した型と予防接種のワクチンの型が一致するか否か博打的な要素がありますが、免疫力を上げておくという方法であれば、インフルエンザだけでなくあらゆる病気に対しても有効に働くので断然有利であるといえます。

自然療法による感染症対策

◆梅肉エキス
梅肉エキスは梅の薬効成分の中でも果肉を加熱することでのみ得られるムメフラールという成分を含み、漢方でも韓方でも万能薬に近い効能をうたわれている梅の薬効成分を最大限にまで引き出したものといえそうです。自然療法では疲労回復、咽喉炎・かぜ・気管炎・急性腸炎・下痢・食中毒・心臓炎・腎臓炎・赤痢・日射病・腹痛・扁桃炎・肋膜炎、感染症などに効果があると言われています。最近では、白血病の細胞に梅肉エキスを入れたら死滅が起こったという研究もあり、がん細胞についても追試が行われているようです。筆頭にあげられる効能は血流改善効果。血流の滞りは万病の元となりますから、できれば普段から飲用しておくと、免疫力の向上に大きな力を発揮してくれます。上記の病気一覧をみても分かる通り、自然療法では菌にたいしてもウィルスに対しても有効な食品として常備を勧めています。免疫力の強化、感染症の予防対策として使う他、かかってしまった後でも効果を発揮してくれます。

ところで、同じく抗菌・殺菌作用、抗酸化作用、抗ウィルス作用、鎮痛作用そして免疫力向上の作用などがあるプロポリスは西洋では天然の抗生物質といわれています。この表現を借りれば、梅肉エキスもやはり天然の抗生物質ですね。

◆お灸
腎経の築賓(ちくひん)は、解毒の名灸として蕁麻疹などにも有用なツボですが、突然身体に入ってしまったウィルスを追い出す効果も高いツボです。足のむくみや冷えにも効果があります。左右とも、薬局で市販されている家庭用のお灸で結構ですので、お灸をします。
築賓の場所は、内くるぶしの後ろから指7本分くらい上がったところで、つま先を天井に向けると現れるヒラメ筋との境目。そのあたりを指で押してみると、痛みが強く感じられるなど、必ず他と違う感覚のする場所が見つかるはずです。
1度目に熱さがほとんど感じられないようでしたら、2壮(同じところに2度)お灸をします。目安としては周りの皮膚がうっすら赤くなるまで。ただし、熱いと感じたら無理をせずに途中でも取り去ってください。感染症にかかった時の傾向としては、「右足だけ感じない」場合が多いようですので、その場合は右足だけ2壮お灸をしてください。

西洋療法、東洋療法、自然療法は賢く使い分ける

さて、今回は自然療法をお伝えしましたが予防接種やインフルエンザに罹った後の高熱の対処などには当然向きません。
化学薬品は解熱など症状を素早く抑えますが、予防には適しませんし、使用することでほとんど全ての薬品が免疫力を下げます。対して東洋療法や自然療法は予防にも罹患後にも使えますし、結果として免疫力も増強させますが、人によって効果は一定ではありません。
情報も選択肢も豊富な現代、それぞれの特徴見極めた上で賢く利用して頂きたいと思います。