小杉治の『人生山あり、谷あり』PART.4~ずっと継続していくこと『土台が大切ですよ』

本日は第4弾です。少し間が空きましたがお読みいただきありがとうございます。

さて、今回のテーマは【人生の土台】です。堅いテーマと思わずに緩く考えていきましょう。何でもそうですが、この『土台』と言うのは非常に大切ですよね。基本とか基礎と言う言葉に置き換えてもいいかもしれません。

大切なのにとても地味で、ついつい蔑ろにしたり本気にならなかったりする傾向も見受けられますよね。例えば、私は野球をしていましたが毎日のキャッチボールと言うのは本当の基本。受け取ったら相手の左の胸に向かって素早く投げ返す。それを何度も何度も『もっと早く、もっと正確に!』と叱咤されながら練習をしたものです。仲間は当然同じようにレベルが上がっていますから、自分と同じように難なくことをこなすんです。ですから自分が上達しているかどうかの実感はあまりないんですね。

ところが、ある時本格的に野球をしていない友達とキャッチボールをした時に、こちらはいつも通りのことをしているだけなのに素早い返球が取れなかったり、取れても手がしびれてしまったり、終いには『そんなにムキになって本気で投げるなよ』と文句を言われてしまう始末でした。

これが、基礎が出来ているとか、土台がシッカリしていると言うことなんですね。ですから、毎日の繰り返しと正しい指導によって出来上がるものなんです。

では、人生における生き方や考え方の土台とは何か?
そして、それが出来ているのといないのでは、どんな差が出てくるのかを2つの角度から考えてみましょう。

先ず初めは、毎日の繰り返しでそれは出来るものだと言うことです。
いつも人にやさしくしようとか、決めたことはきちんとやり遂げようとか、なかなか難しいと思いますが、大きな目標を持ってその場限りやその日暮しにならないで継続をしていくことが大切です。同じ目標の仲間がいることも大切な要素だと思いますよ。

そして、もう一つ大切なのは、生き方や考え方が自分中心になってはいないかを客観的に見ていくことです。全ての考えの源。生きていく上での土台。果たしてそれが、「自分中心ではなく周りの人のためのものになっているか?」と言う観点です。

全ての考えの判断基準や自分を表現する価値観に相手の事をまず考えて行く姿勢があるかどうか。これは本当に大切なことです。私なども油断をするとついつい自分のことばかり考えてしまいます。でも、この世のなかで生きていくためには、『一人では生きていけない』としっかりと心に銘じることです。

人格が滲み出る想い、ここを鍛えるのは容易ではありません。ここを鍛えるのに限界はありません。そして、これで完成と言うのもありません。常に土台を作り続けていく必要があります。「もうできている」なんて思いあがらないことですよね。

そして、誰しもが初めからシッカリとした土台を持っていたわけではないということも知るべきでしょう。だから、今その土台がゆるいと感じても、諦める必要はないのです。毎日少しずつ固めて行けばいいのです。

自分のことだけを考えず、生きていることへ感謝して、与えられた使命や仕事に誠意を持って毎日少しずつ固めて行けばいいのです。繰り返し繰り返し、固めて行けばいいのです。

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