小杉治の『人生山あり、谷あり』PART.3~魔法の言葉 『ありがとう』

こんにちは、小杉治です。連載第三回目ですね。Facebookの友人も見てくれているようです。評価はともかく嬉しい出会いですね。ありがとう。

そう、本日はこの『ありがとう』がテーマになっています。
この言葉は私にとっては思い出したくない言葉なんです。本当は。何故かと言うと父と母に目を見てキチンと言ったことがないからです。そしてもう言うことは出来ません。とても申し訳ない気持ちで情けなくなります。このままでは残念な人で終わってしまいそうです。

それなら、これから出会う人に返すしかない。そうですね。以前よりは言えるようになりました。しかし、私の様に昭和の真ん中くらいに生まれた人間の多くは照れや気取りがあって身内にはなかなか言えません。反対にこの春に嫁いだ娘が結婚式の当日の朝に『ありがとう』を言ってくれても『うん。』と言うのが精一杯でした。

でも、遅きに失してはいますが最近になってこう考える様になり、気持ちが楽にって以前より数段素直に『ありがとう』が言えるようになりました。そんな『ありがとう』に潜む二つの魔法をお話しします。

それは、とても素直な受講生を見たことでした。私の研修が終わった後にとても気持ちのこもった言い方で『ありがとうございました。』って何度も言ってくれたのです。勿論お礼を言われることはままある事ですが真剣さに嬉しくなりました。そして、その日を境に自分も素直にありがとうと言えるようになったんです。

ほら、一つ目の魔法でしょ?だって、こんな頑固おやじの心を融かしてくれたんですよ。お愛想で言うのではない『ありがとう』には本当にパワーがあります。彼女からもらったパワーに感謝です。ありがとう。あっ、また言っちゃった。^^)V

二つ目の魔法は『ありがとう』は言った本人が気持ちよくなると言う事です。誠意をこめて『ありがとう』を言った時の相手の嬉しそうな顔を見ると、こちらが嬉しさをいただきます。この効用も大きいことですよね。自分の為にいうのではないですが『いい気分』と言うおまけもついてくるんですね。

さて、以上のから私がお伝えしたいのは、まず心からの『ありがとう』を言いましょう、ということ。
言うことで相手が嬉しくなって、今まで以上の心からの『ありがとう』が言えるようになるのではないかと言う事なんです。そして、ありがとうを言ったご本人も気分がよくなるのであれば、こんないいことはないですよね。
正に『魔法の言葉。ありがとう。』ではないですか。

今更ながらにこんなことを言うのはお恥ずかしいですが、最近心底そう思います。しかし、この魔法にも限界があるんです。
それは、ウチの奥さんにきちんと『ありがとう』が言えないんです。
どなたかが私に、沢山ありがとうを言ってくれる(いいね!を押していただいてもいいです。)と嬉しくなって言えるようになるかな~なんて甘いこと事を考えている今日この頃です。

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