スピリチュアルな香りのもつ、あなたらしさを呼び覚ます力 PART.2~香りたつ、美オーラ

≪マリリン・モンローの香り≫

「夜は、シャネルの5番を着て眠るわ」 -マリリン・モンロー

ゴージャスで華やかなセクシーさと、天真爛漫な笑顔の中に、時折みせる孤独感と切なさ……。
光と影のコントラストが、たまらなく愛おしく、美しく世界中を魅了させたマリリン・モンローの名ゼリフ。

そして、いま、世界で4秒に1本売れているというシャネルの5番。
年月が経っても色あせない奇跡的なこの香りは、マリリン・モンローの存在にまさにぴったりですね。

「この世のものとは思えない美しさ」をシャネルの5番の芸術的芳香で翻訳したといわれるココ・シャネルは、こんな名ゼリフも残しています。

「香水は、女にとって第二の、それもとびきりセクシュアルな服」-ココ・シャネル

女性のもつ、愛と美と官能への本能を鷲づかみされてしまいそうな、甘美な名言。

私は、日頃アロマセラピスト&スピリチュアルライフコーディネーターとして、オーガニックな自然が創りだした芸術品「エッセンシャルオイル」を用いて、心身の内なる健やかさと美、またより魅力的な女性・男性の可能性を引き出す、「キー(鍵)」として、日常にお仕事にと多用しています。

香りは、私たちの内なる本質・本能・可能性の源泉を、いつでも呼び覚ましてくれるから。
心身の癒し効果に留まらず、私たちの日常を、自分自身を楽しみ、人生を味わい尽くす「キー」として。
顕在意識と潜在意識をつなぎ、天地をつなぎ、夢を叶える「虹色のゲート」のような存在として、欠かせません。

前回のコラム「スピリチュアルな香りのもつ、あなたらしさを呼び覚ます力 PART.1~本質の覚醒と共鳴」をご参照くださいね。

 

≪香水とエッセンシャルオイルの違い・使いこなし方≫

さて、香水とエッセンシャルオイルの違いを、皆さんはどのように使いこなしていらっしゃいますか?

植物の生命エネルギーがぎゅっと濃縮された、エッセンシャルオイルの香りは、天然の芸術。
香水の香りは、その時代や文化、ブランドスタイルの魅せ方を表現した、自然と文化が融合された芸術。

といってもよいかもしれません。

「エレガンスは服だけでは完成しない。香りをつけてこそスタイルは完成する」
と香りはエレガンスの仕上げと表現した、ココ・シャネル。

とはいっても、人工的な香りは苦手……。
という方は、お気に入りのエッセンシャルオイルで、あなたの魅力や呼び覚ましたい才能を引き立たせる、オリジナルのオードトワレを作ってみるのも、よいと思います。

香りの魅力を応用させるため、香りのまとい方のバリエーションを増やしたい!
という方は、香水は、足元や、お腹から下に。エッセンシャルオイルの香りは、シングルでもダブルでも、希釈したものを、首元や胸元など、上半身に吹きかけるのもおススメですね。

私が最近お気に入りの香りのまとい方をご紹介します。

ボディローションは、友人からいただいたシャネルのものを。
エッセンシャルオイルは、その日の自分自身のポテンシャルを、最大限に呼び覚ましてくれる、セラピー(治療)等級のダイレクトに塗油できるエッセンシャルオイルを、手のひらとハート、耳元にまとう方法です。

香りが幾重にも、広がって、瞬くように輝きだします。
その輝き溢れる香りが、自身の嗅覚を介して、本能的に心身・魂が共振し出し、パワーアップすることを感じるのです。

ちなみに、シャネル5番の芸術的芳香は、こんなレシピから作られているそうです。

トップノートは、ネロリ、レモン、ベルガモット、アルデヒド。
ミドルは、ジャスミン、ローズ、イランイラン、アイリス、ミュゲ……。
ラストは、サンダルウッド、シダーウッド、バニラ、アンバー、ムスク、ベチバー、シベット。

控え目な甘さで普段使いできる、大人の女性の慈愛と気品に溢れた香り。
足元から、太ももの内側、手首や胸もと、首筋など、TPOやシチュエーション別に使い分けられそうですね。

シングルでは、レモンやベルガモットなどの柑橘系のエッセンシャルオイルは、自分自身への魅力の抑圧や羞恥心を解きほぐし、私たちの希望と純真な好奇心への欲求を呼び覚まします。
肉体でいいますと、「胃」に溜まりやすい自制心。「腎臓」に溜まりやすい恐れを浄化させる香りでもあります。
単体で、胃や腎臓まわりに香らせてみるのもよいですね。

ジャスミン、ローズ、イランイラン、アイリス、ミュゲ、ネロリなど花のエッセンシャルオイルは、女性のもつ愛らしさ、気品、ふくよかな受容性、優しさなどを象徴させ、「女性ホルモン」のバランス、女性であることのポテンシャルを呼び覚まします。単体であつかう時は、ハートや下腹部に香らせて。

サンダルウッド、シダーウッドなど木のエッセンシャルオイルは、知性と賢さを象徴させる、香り。呼吸を深く、リラックスさせて、脳内に新鮮な酸素を供給させてくれる香りでもありますね。ハートや足裏に香らせて、安定感やリラックス感をもたらしてくれることでしょう。

バニラ、アンバー、シベット、ムスクなどのスパイスや動物系の香りは、少しであれば、いわゆる官能的な媚薬の香り。精神をリラックスさせて、女性であること、男性であることを感じ合い、敬い愛、受け入れ愛、愛し合うためのエッセンスとして、あらゆる文化で重宝されてきたものです。

ぜひ、皆さまも香りのもつ魅力を応用させ、幸運へと叶える美オーラを呼び覚まし、女性(男性)であること、あなた自身であることの魅力やポテンシャルを、最大限に味わいつくされてみてくださいね。

香り豊かな人生を味わいつくしましょう!!

次回もお楽しみに……。

アロマセラピスト&スピリチュアルライフコーディネーター原田瞳

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