アクエリアス時代の主流になる「エソテリック・ヒーリング」とは? PART.13

前回に続き、「アストラル体」について、少しご紹介したいと思います。

『秘教治療』の中では、世に広まっているアストラル体のイメージについて、修正がうながされています。
一番はまず、私たちのもつアストラル界の器は、「体」と呼ぶにふさわしくない性質のものである、と述べられています。

このような誤解が生じた原因の一つは、その前に権威をもっていた『神智学大要』のアストラル体では、その辺が明示されていなかったこと、ヒーリングの世界で権威をもっているバーバラ・ブレナンのテキストでエーテル層にあるアストラル体を反映したオーラを、アストラル体と呼んでいることなどが、あると思います。

先に述べたように、アストラル体(およびアストラル界層のその他の存在)は、アストラル視力を開かなければならず、そのためには太陽神経叢のチャクラが開かれる必要がありますが、それは現在の人類においては通常、好ましいことではありません。

伝統的な幻覚作用をもつ植物や麻薬などで見られるといわれる幻覚症状も、実はこういった現象の一つであり、そういった際には、本人のアストラル的な意識にあったアストラルの世界が見えることになります。きちんとした伝統にのっとり、霊的な意識を高めた状態で行えば、安全ともいわれていますが、それでも危険性は多々あり、違法なものは言うに及ばず、手を出すべきものではありません。

坐禅など、伝統のあるまともな体系では、修行中にそういった世界が見えたりしたら、「魔境に入った」とされ、そこで修行はストップ、破門にさえなっていました。
そういう世界が見えたとしても、それを見ないようにする、あるいはそれに対して無執着であれば、大きな問題は起きないのですが、実際の当事者になると、それがなかなかできないのです。どうしてもそれを覗き込みたくなり、深みにはまってしまう、というケースが後を絶ちません。
やはり魔境、あるいはそれ自体が麻薬のような世界なのです。

そして、そういう世界に入り込んでしまった人たちが、今度は仲間を求めて人の足を引っ張ったり、信頼性の低い霊能力を売り物にして悪徳商法を始めたりします。

先日、NHKの「あさイチ」で、「“スピリチュアル・トラブル”にご用心」がメインテーマになっていました。見えない世界の怖さを知らず、足を踏み入れた人が、最初は被害者になり、次には加害者になっている例が、どんどん増えています。
見えない世界、スピリチュアルに本格的に入ろうと思うなら、その前に、信頼できる知識・地図・羅針盤を用意してください。

▼「アストラル体とエソテリック・ヒーリング」
11月23日(金・祭)10:00~16:30 (三田・田町)
詳細は下記をご参照ください。
http://holisticreading.com/

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