おから料理研究家・杉リンの 食とアロマで薬いらずPART.1~抗炎症と感情解放~

おからとアロマをこよなく愛する杉リンが、植物が私たちの健康に与える偉大な作用を、おからとアロマからアプローチ。
今回は、自ら体験したエッセンシャルオイルの体と心へのアプローチを紹介します。

1、セラピーグレードのエッセンシャルオイルとの出会い 

それは、過酷なダイエットに挑戦し、お風呂で貧血で倒れたことにはじまります。
薄れゆく意識の中で、左足の膝が不自然な曲がり方をしているのを感じ、後に訪れるであろう痛みは想像できましたが、これがスピリチュアルな世界への入り口とは分りませんでした。
その後、医者に処方された鎮痛剤の副作用で肝炎を患い、全身の皮膚に重度の発疹を発症。膝の痛みと皮膚炎というダブルパンチの中で、彼女に紹介されたのがセラピーグレードのラべンダーのエッセンシャルオイルでした。
以前からアロマオイルは、部屋で使っていましたが、瓶には「皮膚に付いたらすぐに洗い流して下さい」と書いてましたので、肌に塗るのはもちろん、飲むなんて想像もしませんでした。それなのに、紹介されたラベンダーオイルは、肌に塗り、お茶などに入れて飲んでいるとどんどん改善されていきました。
もともとラベンダーの精油は、「アロマテラピー」という造語を作ったルネ・モーリス・ガットフォセ博士が自身の火傷の治療で偶然効果に気付き、精油の研究を始めるきっかけになったオイル。ラベンダーには、鎮痛効果と鎮静効果があり、また皮膚を修復する作用があったのです。
日本で雑貨として販売されている精油は、飲用や塗布は厳禁として販売されてますが、私が選んだエッセンシャルオイルは、化粧品もしくは食品添加物として販売され、海外では医療現場でも使われる、塗ったり飲んだりもできるオイルだったのです。

 

2、セラピーグレードゆえの抗炎症作用を実感

おから料理の研究以上にエッセンシャルオイルにハマったは私は、他に抗炎症作用があるエッセンシャルオイルを調べたところ、レモンやペパーミント、クローブなどと、特にジャーマンカモミールが抗炎症作用があり、肝臓に作用して更に皮膚にも良いと分り合わせて使ったところ、とても効果的でした。
私はこれらのオイルのブレンドを「抗炎症ブレンド」と勝手に命名。この鎮痛剤の副作用でアレルギー体質となってしまったようで、その後に蓄膿症も患った際にも、薬には頼らずにこの抗炎症ブレンドだけを使い完治。「蓄膿症ブレンド」とも命名しました。

 

3、感情へのアプローチ

ところが、この抗炎症作用のあるセラピーグレードのエッセンシャルオイルには、感情解放の効果もあるのです。
内蔵と感情には密接な関係があり、感情は内蔵に溜まると言われます。中でも肝臓は「肝心要」と表され、とても重要な臓器です。
肝臓は怒りを貯める臓器、また肝臓の不調により怒りの感情を抱きやすくなると考えれています。
抗炎症作用のあるレモンやペパーミント、クローブには本来虫を遠ざけるためにその芳香成分により忌避効果があります。
不快な感情を遠ざけて、いつも穏やかな気持ちでいることができる作用が、これらの植物のエッセンシャルオイルにもあるのです。

 

4、本来の自分を芽吹かせる

これらの偉大なエッセンシャルオイルの作用は、植物が紫外線から身を守るために付ける色素や、受粉や発芽を促すために虫や鳥を誘因するために出す芳香物質、自身をカビや菌から守るための抗菌物質の働きによるもの。さらに私たちの日常のストレス解消から遺伝子の損傷の修復まで効果があることが分っています。
しかし、熱や胃酸に弱く、調理の家庭で損なわれることがあるので、食べ物から取るには限界があります。
セラピーグレードのエッセンシャルオイルならば、鼻から嗅いで脳に直接作用したり、肌からの塗布や口からの飲用により血液循環で全身に取り入れることが可能です。
植物の偉大な恩恵を取り入れて、あなたが持つ自己の治癒力と潜在能力を目覚めさせて、本来の自分を芽吹かせるライフスタイルをしてませんか?