TRINITY No.44で「ココロとカラダの欲求チェックと内臓傾向～カラダの症状が語る5つの心理」と題した企画の監修をして下さったボディサイコロジストのおのころ心平さん。TRINITY WEBで連載中の「出逢いのチャクラ～生まれた曜日とチャクラの関係」も大好評！　今最も注目されている「ココロとカラダ」のスペシャリストです。

本誌では残念ながらご紹介しきれなかった、おのころ心平さんのインタビューを、これから数回に渡ってTRINITY WEBでご紹介します！　今回は第11弾です！

－カラダには、自分の人間関係の状況がすべて出てきてしまうと言うことでしょうか。
そうですね。

－それをどこが悪いとか、自己分析してセルフケアをする方法はありますか？
僕自身も自分のことは一番分からないので、友だちやヒーラーさんに頼んだりしています。自分のことって、少し手加減してしまいがちなので。自己分析は難しいので、今は「ココロとカラダ塾」と言って、みんなが集まってお互いに信頼している人のなかで自己開示できる空間をつくっているんです。

－その「ココロとカラダ塾」の生徒さんたちの関係性は、友情関係とは違うんですか？
違いますね。やっぱり普通の生活空間のなかだと、一緒にいると人間関係にもどうしても利害関係が生まれてしまう。だから、それとはまったく関係ない空間が必要なんです。自分で選んで、そこだけは利害関係なしで、しかもジャッジされることもない。そういう空間が絶対必要なんです。そこでみんなに約束をしてもらっているのが、「ここはカウンセリングの場所なので、守秘義務があります」ということです。そして「外に出る時には、ここで聞いたことは全く関係なしにして下さい」ということ。それを守ってくれなかったらもう僕は辞めるから、と言っているんです（笑）。

－人間関係は大きなキーワードですね。
そうですね。ストレスの80％は人間関係なんです。人間関係のストレスさえなければ、この世から病気が半減すると言われています。でも僕は、病気を悪いことだとは思っていません。病気をすることによって人間関係が変わっていくし、人間が進化するんです。
人類史上、病気はいちども無くなったことがないんです。それには必ず理由や必要性があるんです。進化っていうか、ある種適応していくというか、そういう過程なんだろうなと思います。
僕は病気を称賛するわけでも、勧めるわけでもないですが、なったといっても卑下することではないんです。「チャンスだ！」みたいに思えたらいいですよね。

－そう思うことはなかなか難しいだろうな、と思います。
友人のてんつくマンはずっと映画をつくりたいと言ってお金を溜めていたのに、やっとお金が貯まったと思ったら事務所が大火事になってしまって。「借金はどうしよう……。今いるスタッフはどうしよう……」ってもう本当に困窮状態に陥ったのに、「これはネタや！絶対にネタにしてやる！」ってそのさなかに思ったらしいですよ（笑）。普通は思えないですよね。もう駄目だって思ってしまう。でも僕もそう思うようにしているんです。
クライアントさんにも癌になった人に、「ネタがきました～！これ治したらめちゃめちゃネタになりますよ～！」みたいに言ったり。大チャンスだと思えばいいんです。
病気になっちゃダメだと思っている人が多いですが、なってしまっても大丈夫ぐらいに思っていた方が良いんです。

－この「病気には意味がある」という考え方ならばできる気がします。
これはどう捉えるかですけどね。病気に意味があるから学ばなければいけないとストイックに学びすぎると、それはそれでまた下の段階に行ってしまう可能性があります。だから、「来ましたね～！　この病気でわたしのステージ上がってちゃうかも！」みたいな捉え方が良いのかもしれません。
ソフトバンクの孫正義氏は、重い肝炎になって入院した際にかなり本を読んだらしいです。で、退院してからソフトバンクが飛躍的に成長しました。ある種、今のソフトバンクがあるのは病気のお陰ですよね。スティーブ・ジョブズは結局なくなってしまいましたが膵臓がんになりましたよね。特殊で素晴らしい発想ができる人は、もしかしたら病気で一旦ストップして、もの凄く深く考えるんでしょうね。それはそれで凄い才能だと思います。

～つづく～

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