TRINITY No.44で「ココロとカラダの欲求チェックと内臓傾向～カラダの症状が語る5つの心理」と題した企画の監修をして下さったボディサイコロジストのおのころ心平さん。TRINITY WEBで連載中の「出逢いのチャクラ～生まれた曜日とチャクラの関係」も大好評！　今最も注目されている「ココロとカラダ」のスペシャリストです。

本誌では残念ながらご紹介しきれなかった、おのころ心平さんのインタビューを、これから数回に渡ってTRINITY WEBでご紹介します！　今回は第6弾です！

―体調を崩したり病気になったりする人が年々増加傾向にあると聞きました。これは、食生活の乱れや、しっかりとした睡眠を摂れない人が増えているということだけではなく、何かしらの心の問題が起因していることも考えられるのでしょうか？
例えばTRINITY編集部でも、上司が体調を崩していますが、私たち部下が迷惑を掛けてしまうことも多いです。上司が体調を崩してしまった原因には、その負荷を背負ってしまっていることもあるのでしょうか？
特にスピリチュアルの人は、理想とするものがあるので、現実とのギャップを強く感じて疲労してしまう人が多いんです。理想的な人間像がしっかりと自分のなかにある方も多いので、そこを強く意識してしまって、同じことでも人よりも強く反応してしまうことがあるかもしれないですね。
そのココロの問題の解決の仕方はいろいろあって、最も有効なのが同じ物事に対しての観点を変えるということですね。特に重要なのが「俯瞰力」で、物事をぐっと引いた位置から見て、その状況に囚われないということですね。執着しないというか。

―その問題の渦中にいるから、辛いと感じるということでしょうか？
そうですね。その視点が狭いとそこで解決しようとしてしまうので解決策が少ないんです。でも、それを広げたら、「ここにもここにも解決策が！」って感じになります。そして女性のカラダには女性独特のリズムがありますよね。ある意味、編集の仕事は「達成型」でしょう？　バーって勢いを出して働いて、終わったら休むという流れですよね。これは男性のリズムなんです。
男性は性行為だって同じ流れでしょう？　でも、女性は違うんです。女性には独特のリズムがある。だから、女性の仕事の仕方も、本来は成り立っているリズムに沿って行うのが良いんです。でも現代社会は、納期や締め切り、契約期限などで区切られているので、それに向かって頑張るっていうパターンですよね。これは、本来女性には合わないリズムなんです。
女性は月経のリズムがありますし、一日のなかにもリズムがあるんです。でもそのリズム通りに進めることができないと、そのズレが体にたまってしまうんです。今子宮がんや乳がんが多いでしょう？　それも限界にきているというサインかなと思います。バブル崩壊までの高度成長の時代までは良かったかもしれませんが、今は状況がだいぶ変わりました。

―時代の変化に女性の身体がついていけなくなっているということでしょうか？
年々人口も減少していて、2015年からは世帯数も減少してしまうと言われています。今の社会の状態が、女性のカラダに出てしまっているんです。「こういう状態でやっていても通用しないよ」「こんなことをやっているとホルモンバランスを崩すよ」っていう、個人に対してだけではなく社会に対しての警告のメッセージでもあるんです。
そういう病気から社会考察をしてきて、結局職場や家族関係に行きついてしまうんです。家族だけで答えを見つけようとしても、家族は結局社会構造になってしまいます。社会構造のなかから、どれだけずれてしまっているかを、社会を分解して見ることになるんです。
今僕が力を入れているのがトリートをつくることです。自分の時間をつくって自分のリズムを取り戻す環境を取り戻すことが必要だと思っているんです。

～つづく～

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