ズバリ! マクロビオティックとは~基礎編

みなさま、こんにちは。
今回は今まで後回しになっていたマクロビオティックの基本、そのものズバリ、マクロビオティックとは何なのかご説明させていただきます。

マクロビオティックとは、故・桜沢如一先生が発案・創設され、医学や東洋の易などを総合的に盛り込んで、それらを「玄米菜食」(穀物菜食とも表現されます)という食事法により、実践・体感し、健康と幸福を導き出していこうという理念に基づき、「無双原理」として著されました。
(その食事法には断食も含まれます)

その「無双原理」という書籍は読み解くのにはなかなか難しい内容なのですが、のちに桜沢先生の直弟子である、故・大森英櫻先生が「無双原理講義録」を出版され、一般にもとても理解が進みました。

桜沢先生が創設したマクロビオティックですが、桜沢先生も海外ではジョージ・オーサワとして紹介され、普及に努められましたし、直弟子の、故・大森英櫻先生や久司道夫先生も、その時代やその風土に合わせたマクロビオティックを推奨され、現在でも、大森英櫻先生の奥様であります、大森一慧先生や、主にアメリカを拠点に久司道夫先生も、普及や推進活動にご活躍でいらっしゃいます。

マクロビオティックとは造語なのですが、
Macro(マクロ)    広い、宇宙、広義、
Bio(ビオ・バイオ)   自然、生命、命、
Tic(ティック・テック)  方法、術、

という意味であり、簡単に私流に要約しますと、
「広く宇宙規模で物事をとらえ、自然や命を守り慈しみ育てていく方法」
となりますでしょうか。
細かい瑣末なことに惑わされず、自分自身やすべての命・自然・現象を、愛し愛される人間になろう、とも言い換えられますね。
そのための陰陽の法則であり、玄米菜食の実践があります。

また、マクロビオティックでは「望診」という方法を使って、病や心身の不調を診ることができます。
それにより「食箋」と呼ばれる食事内容などのアドバイスをお渡しし、お役立ていただいております。
この食事療法や食事内容の改善にあたるものは、一般のお医者様でも医療や治療の一環として用いられる場合もあり、一般の西洋医療との併用も可能ですし、薬や病院を必要としない、またはそれらに頼りたくないみなさまにも、体質や体調の改善に大きくお役立ていただいておりまして、私自身もそのような一人でしたし、とても有効であると考えております。
また、断食や半断食も、このマクロビオティックの食事療法の一部であり、大きな成果をあげています。

マクロビオティックではその料理も実践方法の一つなのですが、メニュー内容につきましては常に情報を仕入れ、どのような料理でもマクロビオティックにアレンジできるように、またオリジナルのメニューなども、あちらこちらで日々アップデートされておりますし、多くの先生方や実践者のみなさまが日々研究・模索をし、今の現代生活に合わせた料理や実践方法をアプローチされていらっしゃいます。
そして、マクロビオティック料理は、一般のお料理に引けをとることなく、今では世界中に大きく広がり続けているのです。

マクロビオティックの調理法は、独特に、素材の旨みだけではなく、その栄養や効果・効能を最大限に有効化し、それらを体内でも有効活用できるようにすべて考えられており、たとえオーガニックの材料が手に入らなくても、おいしく健康的にマクロビオティックを実践することができます。
私だって、いつもオーガニックなものにだけ囲まれて生きているわけではありません。現実生活に支障のない範囲での実践が可能なのです。

ただ、一部、病や疾患を抱えている方々へは、「食養」とよばれる食事療法を実践していただきます。場合によっては断食や半断食も必要となりますが、その後の人生においては、自分の身体や健康法を知る大きなきっかけとなることでしょうし、そのように知ることができれば、もう病を繰り返すことはなくなることでしょう。

ここまで読んでみて、む、やっぱり難しい、と思った方や、ちょっと試してみようかな、と思った方もいらっしゃることでしょう。
もしお近くに専門のレストランやカフェがありましたら、ぜひ行ってみてください。
もちろんご自宅でレシピを見てみるのも大いにアリです。

どうか、今日も明日も、楽しくおいしい幸せなお食事を心がけてくださいね。
レッツ健康!エンジョイごはん!

すべてはあなたの人生を応援しています。

愛と感謝をこめて。