開く・ほぐす・流す〜島田流かっさマッサージの3つの特徴〜

気・血・水ー島田流かっさマッサージ Part 3

さて、今回はいよいよ「島田流かっさマッサージ」の特徴についてご紹介しましょう。

島田流かっさマッサージはボディ・フェイスがありますが、ボディ・フェイス共通の特徴は「開く」「ほぐす」「流す」の3ステップで構成されていることです。

開く」は主にリンパ節を開くマッサージの準備段階。次の「ほぐす」はボディは体調を整えるためには経絡や反射区を、またボディメイキングに使う時には気になる部分を細かくほぐしていきます。そして最後にマッサージで浮き上がった老廃物を一気に「流し」ます。

もともと東洋医学の治療法の刮痧(かっさ)。経絡をこする=ほぐすことで気・血・水の巡りをよくすることができます。
ところで気・血・水が滞るとどうなってしまうのかご存知ですか?
東洋医学では「気」がめぐることが即ち健康と考えます。そして「気」は「血」や「水」が滞ってしまうことで巡らなくなってしまうのです。血や水が巡らないと「コリ」や「痛み」「むくみ」を始め、様々な不調につながります。また気がうまく巡らないことでウツなど心の病気に発展したり……。

特に女性は血の巡りが身体を整えるためにとても重要です。
血が足りない「血虚」と血が滞る「瘀血(おけつ)」になると血の巡りが悪くなりますが、「女性は中国の古い考え方にはまずは瘀血を改善しなさい」との教えがあります。この瘀血を改善する方法にかっさがとても有効なのです。

次回はかっさの具体的な方法についてご紹介しましょう。