私の知らない私~無意識に潜む影~PART.5

あなたは、何でもない時に“フッ”と悪いことが起きるような気がしたり、暗い妄想にさいなまれたりすることがありませんか?
例えば、今まで信じ切っていた人に疑いの気持ちを持ってしまったり、大事な人に訳もなく愛のない行動をしてしまったり……。
これが『ダークエネルギー』の罠です。「呪い」とか「サイキック・アタック」もこれに類します。ちょっと怪しい感じの言葉ですが、無意識の比喩というのはSF的なものが多いのです。

必要以上に苦労を選んでしまう苦行僧タイプの方や、思い込みが激しくなっているような方は、この罠にひっかかってないか、一度見てみるといいかもしれません。
人生で何か暗い出来事があったときに無意識の領域が開かれて、このダークエネルギーを取り込んでしまうことがあります。例えば、酷い事故現場に遭遇したとか、なにかショックなことがあったグループの中に自分が入っていったとか……。

ここで重要なポイントは、ダークエネルギーはあなた自身ではない、ということです。「このエネルギーと私は、同一ではない」という認識です。この気付きをいつでも使ってください。そして、あなたが無罪であるということを忘れないでください。あなたは常に光と共にあって、闇は単なる「罠」に過ぎないのです!4つの罠のお話しをご紹介してきましたが、そもそも罠にひっかかっている状態というのは、自分自身の方に意識が向きすぎているということなんですね。問題のほうにエネルギーを投資しすぎている状態です。

罠や問題のことよりも、周りに意識を向けたり、大切な人に自分自身を100%与えたりすることによって、どんな大きな罠も、すぐさま解消します。これらの罠に「実態」なんてありません。単なる脳内の反応がつくり上げた『幻』なんです。人間が進化し、複雑になるにつれて、罠の種類も増えていきますが、もともとこれは脳の見せる「夢」に過ぎません。
その気持ちが、いちばん大切なのではないかと私は思っています。

~おわり~

※THE PSYCHOLOGY OF VISIONで学んだことを参考にしています。

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