ヨガやマッサージだけじゃない! アーユルヴェーダ5000年の奥義 PART.6

前回ご説明した、アーユルヴェーダにおけるドーシャの体質的特徴には、「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の3つがあることを学びました。前回から、その具体的な特徴3つの特徴をご説明しています。前回は、空と風の元素である「ヴァータ」のご説明をしました。今回は、火の元素である「ピッタ」についてご紹介します。

▼ピッタ体質の特長

<構成元素>
・火元素
・水元素

<身体上の主な作用>
・消化
・吸収
・代謝

▼身体的な特徴

中肉中背で、標準的な体型をしている場合が多い。スタイルがよい。
肌は温かく軟らかで、色つやもよい。顔や肌の色は赤みや黄色みがあり、日焼けしやすい。
髪質は細くやわらかい。若白髪、若禿げになる傾向もある。
手足や指の関節は柔軟で、手指も反り返る。
寒さに強く暑さには弱い、汗っかき。

▼性格的な特徴

情熱的で知的。チャレンジ精神が旺盛で、リーダーシップをとるのに適している。
正義感が強い。怒りっぽい。
物事を論理的に考え、体系的にとらえる。集中力も高い。
完璧主義になりがちで、他者に対して非難・中傷をしがちである。
見栄っ張りで、ブランド志向になる傾向もある。

▼ピッタ体質の方の食事

お勧めの食事
甘味、苦味、渋味のある食べ物。野菜(甘味、苦味の多いもの。)、果物
キャベツ、ジャガイモ、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ナス、レンコン、カボチャ、緑黄色野菜など
リンゴ、オレンジ、バナナ、ブドウ、梨、桃、柿など、よく熟して甘味の多いもの
スパイスは、コリアンダー、カルダモン、ターメリック、サフランなど
肉類は鳥肉など(なるべく控える)。牛乳、バター(無塩)

控えたほうが良い食事
塩分の多い食べ物(醤油、味噌、塩など)。酸味、辛味の強い食べ物
肉類、卵。揚げ物
ナッツ類、ゴマ油
トマト、ラディッシュ、唐辛子、ニンニク、生タマネギなど

 

出典:アーユルヴェーダライフ

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