マクロビオティック応用編~ごま油と塩の美容法~

みなさんは普段どのような化粧品を使っていらっしゃいますか?
今はオーガニックやナチュラルコスメなどをメインに使っていらっしゃる方も多いと思いますが、今回はマクロビオティックに基づき、私のオリジナルで考案した、お肌のマッサージによる美容法をご紹介させていただきます。

私はよく、お風呂に塩を加えます。
安い粗塩でいいのですが、精製塩であるとか、また、岩塩よりも海水塩がベストです。それをスプーンに軽く1杯、湯船に加えます。
ゆっくりと浸かりながら、ここでごま油の出番です。
ごま油は純度が高く、色は透明感のあるものがベストで、黒ごまのごま油でも、白い太白ごま油でも構わないのですが、肌荒れがひどい場合は色の濃いもの、美白をメインに考えるのなら太白ごま油がベターであり、私が普段使用しているものは500mlで500円~600円のものになるでしょうか。それでも各種化粧品を買い揃えるよりも安くすんでいます。

さて。湯船に浸かります。
温度は好みで、半身浴でも腰湯でも、もちろん全身浴でも構いません。
ごま油を少量手の平に取り、それを化粧水や保湿クリームを使うときと同じように、手の平や指先を使って、ていねいに肌をマッサージしていきます。
顔全体はもちろん、凝っている首の後ろ、肩、がさがさした肘、ひざ、かかと、胸、おなか、など、まるでエステに行っているかのような気分で、全身をていねいにくるくるとマッサージしていきます。力は特に必要ありません。肩の力を抜いてくださいね。

また、肌荒れはもとより、アトピーの出ているところも、時にはごま油をお湯で薄めながら、他の部分よりしっかりマッサージしてみてください。
アトピーや肌荒れの原因となっている不要な物質がどんどん排出されていきます。

ただ、このマッサージを始めていくと、すごく代謝は良くなるのですが、その分、マクロビオティックで言うところの、排毒の症状が出る方もいらっしゃるでしょう。
それは、ニキビや吹き出物だったり、アトピーの悪化だったりするかもしれませんが、続けることで毒素が抜けていき、改善していきます。
安心してください。
ごま油という植物性の陽性な油は、動物性の脂・油を溶かし、体外に排出して、体やお肌をクリーニングしてくれます。そして、肌が白くなったり、アトピーや肌荒れの改善につながるのです。

また、ストレスやアトピーなどで髪が薄くなっている方にも、ごま油マッサージは有効です。頭皮でも眉であっても、ごま油でていねいにマッサージしてあげてください。ごま油の量はあまり多くないほうがいいです。かえって髪が薄くなることもあります。
指先や手の平であっても、時計回りにマッサージしていくことが良いのですが、お肌のマッサージの場合では、しわや乾燥の出方に合わせて、マッサージの方向を変えることは大丈夫です。
また、湯船に浸かっている部分はごま油が塗れない!と思いますが、いったん立ち上がってごま油でマッサージし、そのまままたゆっくりと湯船に浸かります。

そしてひとつ秘訣をプラス。
湯船に浸かりながら、頭全体をげんこつで軽くポコポコとたたきます。
頭蓋骨の緊張はそのまま骨盤の緊張となり、汗や排泄など、毒素排出の妨げとなりますので、頭全体をポコポコとたたくことによって、頭蓋骨をゆるめ、骨盤をゆるめ、結果、その入浴により、汗がたくさん出るようになり、翌日の排泄にもつながります。リラックスもできますし、ものすごくスッキリします。

「長風呂は苦手」、という方は、お湯の温度を下げ、そのかわり塩を少し増やしてみてください。ぬるいお風呂でもかなり温まりますし、上記のマッサージや頭ポコポコを実行することによって、同様の効果が得られます。

また、太白ごま油など、色の白いごま油を使うことで、美白効果が高まり、日焼けしたときにも、この方法で色素の沈着もかなり防げますし、ごま油はクレンジングとしても優秀です。
そして、ごま油だけでは物足りない、黒ずみが取れない、油っぽくていやだ、という方は、塩をスクラブとして併用してみてください。
切り傷などがあると塩はしみてしまいますが、鼻の頭であるとか、胸や頭頂のチャクラであるとか、塩との併用で浄化にもなりますし、美白効果も高まります。

また、お風呂から出るときには、全身をしっかり、無添加せっけんなどで洗い流すこともお忘れなく。ぜひお試しください。

日本には梅雨がきて、雨の恵みがあり、その後は暑い夏の太陽の恵みがたっぷり降り注ぎます。
それらを元気に、充分に享受できるよう、食事にしてもお肌にしても、今からのメンテナンスはとても大切です。
ぜひお試しくださいね!