夏だから暑くてしかたがないのだが……。
とにかく暑いです。エアコンをつけると寒いという人もいますが、僕はガンガンにエアコンをつけたい派です。
エアコンは電気の無駄とか贅沢とか、そういう問題ではなく、少なくとも現代社会においては必須アイテムだと思います。
なので、矛盾しているかもしれませんが、持っていた方が良いです、上着。
夏は暑くて当たり前ですが、建物の中は大抵エアコンがついています。ある意味これも当たり前なんですね。
この寒暖差がつらくはありますが、予測可能なのだからどちらにも対応できるように日ごろから準備しておくのがベストかな、と思っています。
とにかく、そんなどうでもいいことを考えなければならないほど暑い。
夏ってそういうものですよね。
怖い夢を見た……。
怖い夢を見ました。
最近は悪夢は昔に比べて見なくなっていたのですが久しぶりです。
結論から言えば、目が覚めて「あ、夢だったのか……よかった」という感じで直ぐにメンタルを回復できたのでよかったです。
夏の疲れを癒すためか、何故だか3名で高級っぽいホテルに行くことになった。
夢なので途中で登場人物がいつの間にか別人に差し替えられたりもしていたのですが、目覚めるまでそれに気づかなかったのも今思うと興味深い。
ラウンジで3人でおしゃべりをしていると、一人が「日本では疲れることが多かったから、これを機にアメリカに行くんだ」と言っていた。もう一人も、体調に関することだったかなんだかで、日本を離れるというようなことを言っていた。
僕自身は海外に旅行に行く程度なら行ってみたいと思ったが、何らかの事情で海外で暮らそうとは思わなかったのだが、なんとなく二人に共感した。同時に自分だけ、彼らと同じ発想にならなかったことが、少し寂しく思えた。
トイレに行きたくなり、席を離れた。ホテルは広かったが、なんとなトイレにたどり着くことができた。
ロビー付近で、なんと苦手な、いや嫌いな仕事のお客さん(?)一家に遭遇してしまった。まさかこんなところで会うとは思わなかった。
せっかくの旅行だが瞬時にして現実に引き戻された。深く関わりたくはなかったが、相手にも気づかれてしまったため、当たり障りなく挨拶をして、できるだけはやくその場を離れた。
僕はショックで廊下にうずくまった。
すると、通行人が僕の方を見てコソコソと何か言っていた。道の真ん中にうずくまっている男がいたら怪しまれて当然だと思った。
立ち上がると、様子が一変していた。ホテルの中には映画に出てくるようなゾンビがたくさんいて、歩き回っていたのだ。
不思議なことに、先ほどであった苦手な人間と、周囲にいるゾンビが与える恐怖感は同質のものだった。とにかく、ものすごく怖くて、不快感極まりなかった。
僕は仲間たちの元に戻ろうと懸命にゾンビに捕まらないように進んだ。
すると仲間の一人が倒れていた。どうやら気を失っているようだ。そして片腕がなくなっていた。きっと、ゾンビに襲われたのだろう。だが、生きてはいるようだったので、僕は彼を起こし、話しかけた。「大丈夫。腕は後で生えてくるから。とにかく逃げよう」と言った。
僕は何故か彼をアメコミに出てくるミュータントの類の存在だと認識していた。
「そんなわけないでしょう……」と言われ、それもそうだよなと思った。とにかく生きていてくれてよかった。一緒に逃げてくれてよかった。もう一人もすぐに合流して一緒に逃げた。
逃げるといっても、何処に逃げていいのかわからないので、自室を目指すことにした。
部屋に入って扉を閉めて鍵をかければ大丈夫だ、と何故か思えた。
ゾンビたちは追いかけてくるというより、距離が近づくと襲ってくるという感じだった。
動きはそれほど早くはなく、近づかないように気を付けて全力で走れば振り切れた。
ところが、急に背中に何かを感じた。
頭の後ろ、顔の横、あちこちに気持ち悪い何かを感じた。ヌメヌメしたような何かだ。
だが、何故か「振り向いてはいけない」と思った。神話によくあるパターンだ。
根拠はないが、直観に従うことにした。
自分にまとわりついてくる不気味な何かの正体は知りたかったが、見てはいけない気がしたし、同時に恐怖も感じていた。
そちらに気を取られていると、その間に隙ができてゾンビに襲われてしまう危険性もあった。
……夢は、ここで終わった。
夢を通して自分を考えてみる。
夢とはいえ、人間と非現実的存在が同レベルというのは、目覚めてから改めて考えてみると不思議だった。
自分の中の恐怖の対象が客観的に理解できた気がしました。
人は未知なるものを恐れます。なのでゾンビが怖いのはわかるんです。
でも、人間が与える恐怖が同等というのは、少なくとも僕にとっては人間は脅威、あるいは恐怖の対象なんだなと改めて感じました。
次に、振り返ってはいけない話。
これは『見るなのタブー』と呼ばれているそうです。これも目覚めて思ったのですが、納得です。僕自身は好奇心がとても強いです。時にはタブーに触れなければ現状打破できないというようなこともあります。でも、安易にタブーに手を出すということは、それだけリスクが高いということでもあります。
僕は、どちらかといえば必要に迫られればタブーに触れてしまうタイプだと自覚しています。もちろん、それが良い結果をもたらすと思えた場合です。
「触らぬ神に祟りなし」という言葉があります。
僕も好奇心は強いですが、明らかにリスクの方が大きくて自分に責任が持てない時はタブーには触れないようにしています。
勇気と無謀は違うので、なんでもかんでも「思ったことを言っただけ」と無責任に問題発言を繰り返して場の空気を悪化させる人は大嫌いです。
一方で、「ここでタブーに触れなきゃ、前に進めない」というときは腹をくくることもあります。この匙加減がなんとも難しいんですよね。
ちょっとした判断ミスで致命傷になることも多いし、理屈の問題ではなく運が大きく左右することもありますからね。
未知なる何かも、リアルな何かも怖い。特に後者は予測可能で対処不能(に近い)から、違った意味でもっと怖い。というのも、それってシナリオが確定していてバッドエンドしかないということですから。救いがないんですよね。
一方で未知なる何かに感じる恐怖は、もちろんものすごく怖いです。
でも、不確定要素が多いからこそ、シナリオ確定、バッドエンドにまっしぐら……とも限らないのかな、と少なからず思えたのかもしれません。
この夢を通して感じたこと。これは思いっきり実生活にリンクしているなと。
結局、仕事って人間関係がすべてだと思うし。未知なる何かって、自分が直接かかわっていないけど、影響力のある上層部だったり、他の部署だったり。あるいはB to Bの相手だったり、ですよね。相手の人物像(組織像)が見えない不安って、ありますから。
夢の結末は、見られませんでした。
でも、どんなに怖くても、諦めず逃げ続けた(……っていうと、なんか変ですが……)というのは、自分の中で偉かったなと思います。
良かった点は、仲間(?)と合流できたこと。
誰も見捨てたりしなかったこと。
腕を失った仲間(?)はいたけれど、生き延びてくれたこと。
夢の中の仲間は、リアルな人間というより、夢の中のオリジナルキャラクターに近いんでしょうけど、おそらく知っている人たちが組み合わさってできたキャラクターなんだろうと思います。
救いだったのは、その仲間内の人間関係が良好だったこと。やっぱり、最後はそこに尽きるんだろうなって思いました。
どうしても相性が悪い人は仕方がないですが、仲間は大事にした方が良いです、本当に。
と、今回は僕の夢をひたすら語る話になってしまいました。
あなたは、夢を見ますか? もし、見るなら、たまにで良いので、その夢をじっくり考えてみると、もしかしたら、自分の中の何かを再発見できるかもしれませんよ。
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