ココロセラピストが語る!『人生は誰のもの』?~他の誰かとまったく同じ人生や成功法則なんて存在しない~

21世紀になっても、まだまだ差別や偏見は多く残っています。 たとえば「私は学歴が無いから……」「私は○○の仕事以外、どうせ雇って貰えないから……」と、その望んでいない業界内だけで数え切れないほど転職して、毎回失望している人も少なくありません。 僕もかつてはその一人でした。

単純に考えてみてください。
みんな(と思われる人たち)がブラック会社で苦汁を飲まされながら劣悪な労働をさせられていたとします。
これがみんなと同じだから幸せなのかと問われたらどうでしょうか。
早々に見切りをつけた人は愚か者でしょうか。

どういう選択をしてもどういう結果になるかはわかりません。
しかし、自分が選択し、決断し、行動し、そして自分で少しでもQOLが高いと感じられれば、どちらが正解ということでは無く、どちらも正解でもあるのです。

前世や来世があるかどうかはさておき、一度きりの人生です。
その一度というのは、他の誰のものでもなく、あなた自身のかけがえのないものなのです。

 

カウンセリングとは?

カウンセリングを受ける方ってどういう人かというと、自分を見つめ直す人です。
仕事でも恋愛でも家族関係でも、精神疾患でも、とっかかりは何でも良いのですがとにかく自分の事を知ろうと思っている人です。

ではなぜ自分の事を改めて知りたいのかというと、自分の現状に満足、納得していない。自分に改善の余地がある、変われるなら変わりたい。もっというと人生の軌道修正をしたい。そんな思いが心の中にあるからです。

ではカウンセリングが必要無い方はどういう人かというと、現状に満足している人です。
線引きは自由です。
お金があるとかないとか、異性にモテるかどうかとか、何でも良いです。
ただ自分が不満に思っていなければ良いのです。だって生きていて楽しいのであればQOL(人生の質)が高いという事ですので、迷うことはありません。

だからといって、そんな彼らが悩みも何もないかと言われるとそういうわけではありません。
その悩みや問題の存在を否定せず、素直に受け入れているか、前向きに対処する習慣が身についているのです。

「悩みが無い人生なんてあるわけないよね」「悩みがあるのが悪いのではなく、悩みに押しつぶされて希望を失うことが問題なんだよね」というマインドが自分の中に、意識的、もしくは無意識的にインプットされているのかもしれません。

ちなみに勘違いされると困るのですが、それは、そういうタイプの人たちは一人で何でも対処出来て解決できる人たちということではありません。
そういう人はかなりレアだと思います。
彼らは自分の特性を知っているので、どういう時に、誰に協力を求めたら良いか等も知っているのです。

カウンセリングを受けない人は、カウンセリングを知らない人かもしれません。
または興味、関心が無いのかもしれません。
もちろんカウンセリングは重要ですが万人に必要というわけではないかもしれませんし、受けなくても問題無い人も多いです。しつこく押し売りするモノでもありません。

ただ、問題なのは自分を知ることが怖い人、自分を見つめ直すのが面倒だと思っている人、自分を知る必要などないと思っている人、自分の事は自分がいちばんわかっていると思い込んでいる人です。

 

カウンセリングを受けた方が良いタイミング?

では、カウンセリングを受けるタイミングってどんな時かというと、これもシンプルで思い立った時です。
そもそもカウンセリングは義務ではない(例外はあるかもしれませんが……)ので基本的に好きな時で良いです。

たとえば、急に失恋してしまって混乱してしまった時。
ふと街頭のティッシュ配りの人にスルーされてショックを感じた時。
周囲の人間がみんな結婚し始めたのに、自分は恋人が居ないどころか、パートナーの必要性すら感じないと思っていて、それが世間とズレているのではないかと不安になった時。

大したことではないと思うかもしれませんが、自分を深く知るきっかけというものは必ずしもドラマチックな体験である必要はありません。
些細な事で「私って、一体……?」という気持ちになった時が自分を見つめ直すベストタイミングなのです。
今、例に挙げたものの共通点は少なからず『自己評価不安』に陥っているという事です。
自分という存在が危うくなっているような感覚ですね。
でも、自分という確かな存在を再認識できれば、自分の弱みだけでなく、今まで見落としていた長所や、新しい可能性だって見出せるかもしれません。