ココロセラピストが語る!『仕事という病』とは?~病むために働くのではない。幸せになるために働くんだ!~

仕事だけでなく仕事上のストレスを家まで持ち込むから、夫婦仲や親子関係にヒビが入るのです。 家に帰ったら家庭の一員としての責任をしっかり果たせばいいのです。

 

「この会社で働きたい!」と思われる会社が増えれば、みんな働きたくなる!

会社都合で人(社員)を振り回そうとする事が問題なのです。
身を粉にして、気合と根性で頑張って、退勤後まで歩きながらスマホで仕事の話をしていたり、業務連絡をLINEしていたり。
それを、カッコいいと思っているのか、仕方無くやっているのかわからないですが、そういう人、多いですよね。

でも、はっきり言うと、時間内に仕事が終わらないのなら本人が無能なのか、業務内容の問題を放置している管理者が無能という事になります。
仕事は持ち帰らない方が心身のためには良いと思います。

そもそも、そういうのを『歩きスマホ』と言って社会問題になっている迷惑行為そのものだという事に気づくべきです。
「いや。私は遊びでスマホしてるわけじゃないから……」とか、そんな言いわけは通用しません。
歩きスマホは迷惑行為なのです。
歩いていなくても、食事中にスマホをいじっているのもマナー違反です。
少なくとも『デキる大人』のすることではありません。

そうやってストレスを持ちかえっているストレスが増幅すると、どうなるかというと、今度は自分がお客さんの立場になった時にクレーマーになってしまうのです。

「なんだ! あの店(or会社)は! やる気が無いのか⁉︎ なんという態度だ‼︎ 世の中をナメているのか!」と罵詈雑言を並べたくなるのです。
何故なら、自分がそれほど普段、心身を無駄に消費してまで仕事に力を入れざるを得ない環境にいるからです。
自分以外の労働者に対してもキツくなってしまうのです。
この悪循環の輪は本当に危険です。

お客さんの理不尽な要求やクレームに対処せざるを得なくなって余計に無駄な仕事が増えたり、傷ついたりという状況がエンドレスになってしまうと、結果的に人類が病んでしまうのです。
もはや現代の呪いと言っても過言ではないでしょう。

では逆に「社員を定時に帰らせてあげるにはどうしたら良いだろう?」「社員が子供のお迎えに合わせてシフトを組んであげるためにはどうしたら良いだろう?」「社員夫婦が円満に家族サービスする時間を作ってあげるにはどうしたら良いだろう?」「社員がプライベートを充実させるにはどうしたら良いだろう?」「社員が安心して長く働けるためにはどうしたら良いだろう?」「社員の心身が健康でいられるにはどうしたら良いだろう?」という視点を持ったらどうでしょうか。

もちろん、社員のことだけ見ていても問題です。
やはり会社を維持する方法やお客さんの事も考える必要はあります。

しかし、社員を大事にしていれば離職率も下がりますし、それこそモチベーションだって上がります。会社が社員に何かを求めるだけでなく、与える事も重要なのです。
何かを得るためには何かを与えるのが先という考え方で行けば、その発想はあながち間違いではありません。

みんなが定時に帰宅出来れば、遅くまでお店がやっていなくても買い物は出来ます。
そうすればイヤイヤ遅番をする人も減らす事が出来ます。
自分の権利を主張することも大事ですが、自分が会社に大切にされていれば、他の会社の人たちにも優しい気持ちになれるのではないでしょうか。
「お互いに無理しないで済むようにしましょう」と思えれば、イザコザも減る気がします。

仕事だけでなく仕事上のストレスを家まで持ち込むから、夫婦仲や親子関係にヒビが入るのです。
家に帰ったら家庭の一員としての責任をしっかり果たせばいいのです。

そうすれば「俺は働いているんだぞ」「私は仕事で疲れているのよ」なんて言わなくて良いですし、家族の絆も強まるかもしれません。プライベートが充実すれば、結婚する人だって増えると思いますし、子供だって増えると思います。
少子化問題という言葉さえ消えるかもしれません。
プライベートが充実していれば、それこそ仕事だってパワー全開で挑めるのです。

もしかすると、こういうことを言うとバッシングする人も出て来るかもしれません。
でも、徐々に、個人個人、そして経営者や管理職がそのような意識になれば「働くって楽しいね!」という意識に変わると思うのです。

 

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