ココロセラピストが語る!『時間がない』が口癖な人について

「時間がない」。忙しさについ口に出す言葉。言葉はパワーを持っています。「時は金なり」という言葉もあります。ということは「時間がない」ということは「お金がない」とも言えますね。「時間がない」が口癖の人のパターンを一緒に見ていきましょう。

パターン2:優柔不断すぎて時間を無駄にしている

物事の重要度も優先順位も人生の価値もわかっていないパターンです。もしくはタイムマネジメントが下手。無駄なことをしている。考えることを放棄しているという具合です。こちらは良いことがまるでありませんので、はっきり言って致命的です。最優先すべきことは、時間は大切なのだということを頭に叩き込む事です。

たとえば、グータラ生活をしているので朝寝坊します。学校や会社に行く準備をする時間がありません。とにかくバタバタします。追い詰められているので、髪をセットできなかったとか、朝ごはんを食べ損ねたとか、忘れ物をしてしまった等のミスも多いです。場合によっては遅刻します。遅刻をしたら当然ペナルティが課せられますし信頼も無くします。

グータラ生活が必ずしもわるいわけではありません。グータラする時間が大切だと思えば、そのために如何にして時間を作り出すかを考えればいいのです。しかし、それすら考えないので気がついたらいつも遅刻したり、やることができなかったり、とにかく時間が無いのです。

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洗脳されていませんか?

優先順位が高そうで、一生懸命やっているから優柔不断では無いと思うけれど、本当にこれで良いのだろうかと思う事があります。それは、ブラック会社での仕事です。

仕事をしているというと、カッコいい感じがします。優先順位も高い気がします。仕事のためなら、家族や友人をほったらかしにしても許されそうな気もしてくるかもしれません。しかし、一度冷静に立ち止まって考えてみてください。

「時は金なり」の概念で考えてみましょう。本当に働いた分だけお金を貰えていますか。残業代はきちんと支払われていますか。なんだかんだと理由をつけられて、「これ以上、働くと法に触れるからタイムカード押さないで働いてね!頼んだよ!」みたいなブラック・ルールがあったりしませんか。いわゆるサービス残業というモノです。

良いですか。そもそも法に触れるとわかっていて、なおも働かせて、果ては賃金が発生しないっておかしくありませんか。それが楽しくて仕方がないとか、実はマゾでそういったパワハラが嬉しくてたまらないというなら別ですが、そういう人はごく少数派だと思います。その上、シフトが滅茶苦茶だったり、しょっちゅう変更されたらどうですか。

それでも年収が常識を覆すほど高く、それだけのリスクを取るに値すると思えればまだ良いです。しかし、そうではない場合は時間の無駄ではありませんか。心身が摩耗して病んでしまう人も少なくありません。

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これらの問題は根が深く、自分一人だけの問題では無いかもしれません。入社した時には既にそういう文化が出来上がっていて自分も同質化するしかなかったのかもしれません。でも、それに疑問を持たないのだとすれば、自分にも責任が無いとは言えないのです。

「転職しようにも、仕事仕事で就職活動する時間も無い…」と思うかもしれません。しかし、それはブラック会社の狙いでもあります。時間と思考力を奪えば逃げ道は塞がれます。これは洗脳の基本です。閉鎖された空間に閉じ込め(会社に拘束する)、拷問(法律無視の労働)でいためつけ、暗示(「会社を守るために頑張ってくれ」等)を与え続ければ反抗できなくなります。

そうなってしまったらアウトです。気づいた時点で、何らかの対処をすべきなのです。

ブラック会社に関わってしまうと本当に大変だと思います。戦うには相手が恐すぎますし、逃げ切るのも大変です。しかし、そこで人生を捨ててはいけません。本当に「時間(人生)がない」状態になってしまいます。本気で、逃げるか戦うかしてみてください。人生を諦めないでください。それが不本意なものであったとしても、それは決して無駄な時間ではありません。

時間を制す者は人生を制する。人生を切り開くには、知恵と勇気を持って時間を可能な限り有効に使うしかありません。あなたの時間がより充実した輝かしいモノになりますように。

 

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