2014年のキーワードは『税』!そして私が思うキーワードは『食』!

2014年に消費税がアップしたことなどで、実生活がどう変化したのかを一緒に考えてみたいと思います。

2014年が間もなく終わろうとしています。12月になると、多くの人たちが一年を振り返りますよね。私も、お正月が近付くにつれて、いろいろと思いだしたり考えたりしています。そこで、2014年の締めくくりとして、一緒に今年一年を振り返ってみましょう。

今年、個人レベルでも国レベルでも、最も気になった話題は『増税』ではないでしょうか。国の必要予算が足りなくなるから税金をアップせざるを得ないというのが建て前ではありますが、実際のところは誰もわかりません。今年を漢字一文字で表すと『税』だったことも頷ける気がします。

2014年に消費税がアップしたことなどで、実生活がどう変化したのかを一緒に考えてみたいと思います。

メンタル面から言えば、正直なところ不安があると思います。今回の消費税率のアップは通過点に過ぎず、今後まだまだ増税するような空気が漂っています。そう考えると、とても明るく笑っていられるような気持ちにはなりづらいものですよね。それでも人々はたくましく生きていこうとする。これは間違いなくプラスの側面ですよね。人生は、諦めた時点で終了です。だから、みんなが人生に希望を持っている限り、未来は必ずしも真っ暗ではないのです。

税金が変わると、生活が変わります。その中でも大きな影響があるのは『食』ではないかと思います。動物として生まれてきた以上、私たちは何かを食べていく必然性がありますものね。

増税により出費が増えたことで外食する人が減ったようですが、これについて考えてみましょう。外食をしなくなることで不便と感じる方もいると思います。しかしながら、このことで意識が変わり、『料理をすること』を覚えた人、一層磨きがかかった人も多いと思います。

現代人は何でもお金で解決しようとする傾向があります。だから、料理をしなくてもお金さえ持ってレストランやお店に行けば空腹を満たせるのです。そういう背景から、料理をすることよりも1時間多く働いて時給を貰った方が気分的に楽とか、効率が良いと思っていた人も多かったかもしれません。

それも悪くはありませんが、自分で料理をすると、それなりにメリットもあるのです。まず、世の中が見えてきます。スーパーにお買い物に行けば、お肉や野菜の値段がわかります。つまり、経済がわかるのです。何処の国や地域で生産された物か、そして、それらの値段がいくらなのかを知るというのもとても勉強になります。そして如何にして良質な物をお手頃価格で買うかは、まさに手腕の見せ所です。原価もわかってくると思いますし、そうなると外食などの既製品の価格設定などもわかるようになってくるかもしれません。

自分で買い物をすることで、私たちが知らずに交流していた国もわかってきます。これぞ国際交流ですよね。自分の知らない場所で、誰がどんなことをしているのかを意識することってとても大切だと思います

食材を買う時、値段や賞味期限、産地、そして成分もある程度チェックできますよね。外食をする時は、その辺りはほぼ気にしない(というか、分からない)ので、自分で食材を買いに行くことで栄養面も意識できるようになりますよね。

現代人は、食べ物はたくさんあるのに、身体のバランスを崩す人が多いそうです。それは栄養のバランスを考えない人が増えてしまったからです。偏食がもたらした栄養バランスの崩壊。これはかなり危険です。だから、自分自身で品質や栄養バランスを考えたり、チェックしたりする習慣はぜひ身に付けた方が良いのです。美容も健康も、食が基本ですからね。

料理を身につけるメリットは他にもたくさんあります。究極は自分好みの味を追求できることだと思います。人によって味覚は異なります。そのため、「ちょっとこのスープ濃過ぎない?」と言っても「そう?普通じゃない?」、「薄くない?」と、人それぞれになってしまいますが、自分で作る分には基本的に自分の好きにすれば良いので、自分好みの味の料理が出て来なかったことを誰かのせいにする必要がなくなるのです。家族の好みの問題も、必ずしも日本全国平均的な味を追究する必要もないので、一緒に食べたりしながら交流することで決めていった方が平和的です。

お手軽簡単レシピや節約レシピなどもネットで検索したらたくさん出てくるようになりました。これも、とてもステキなことだと思います。みんなで情報を共有し、助け合えている感じがしますよね。美味しい情報を独り占めするのではなく、みんなでシェアし合える。これってとても良いことだと思います。そうやって情報を共有化して行くことで、料理に対する知識や興味がどんどん深まって、それこそ近い将来、もっと美味しくてヘルシーな料理が誕生するかもしれません。

これを期に、お母さんに料理を改めて教わるのも良いかもしれません。最近では減ってきましたよね、『おふくろの味』や『家庭の味』。そういった文化を継承するという意味でも、料理を覚えることは楽しいと思います。これからの時代、『おやじの味』なんていうのも定着するかもしれません。

増税は確かに困った問題です。節約も自粛もつらいことです。みんなが黙っているからと、どんどん増税しようと思われたら、たまったものではありません。

しかし、私たちは泣いてばかりいられません。こんな状況だからこそ、知恵を使い、身体を使い、人々と交流し合い、支え合い、現状打破していきましょう