肩こりの原因は直接触れない筋肉にあった!

肩の不具合は、普段からケアしておかないと、「痛みのあまり眠れなくなったり肩があがらなくなったりする」ということにもなりかねませんので、肩こりだと侮らずに、日頃からしっかりとストレッチをしておきましょう。

 

【アプローチしにくい肩甲下筋】

一昔前までならば、肩甲下筋が不具合を起こすのは、野球のピッチングなどの「スポーツによるダイナミックな動き」が原因となることが多かったのですが、冒頭で紹介したように、PCを日常的に使うようになり、常時マウスを操作したり、スマートフォンを触ったりすることで、じわじわと肩甲下筋に影響を与え、その結果、「酷い肩こりになる」というケースも増えてきています。

基本的に肩甲下筋は「直接触れない場所にある」ために、肩に不具合があるからといって、肩を揉んだとしても意味はありません。そうこうしているうちに、症状が悪化することもありますので、肩こりになった場合は、まず最初に「肩甲骨をストレッチ」してみましょう。

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【肩甲骨をストレッチしてみよう】

肩甲骨のストレッチ方法は色々とありますが、手軽に出来る方法とひとつ紹介しましょう。まず、「前へならえ」の要領で手を前に伸ばします。このとき、若干首を曲げて、「肩甲骨が伸びている」のを感じます。しっかりと伸ばしたら、次は肘を後ろにひきます。「前へならえ」から「小さく前へならえ」になる感じです。このときは、肩甲骨が縮まるのを感じます。これを数回繰り返すことで、肩甲骨がストレッチされます。肩甲骨周りのインナーマッスルが刺激されますので、酷い状態でなければ、これだけでもかなり肩こりが解消されるはずです。

 

【肩甲下筋をストレッチする】

それでも肩こりが取れない場合は、肩甲下筋にピンポイントにアプローチするストレッチをすることをオススメします。まず、机や椅子などの上に手を置きます。このとき身体は机や椅子に対して横向きとなります。要するに「机や椅子と身体が平行になる」ように手を置くということです。そのままで、手を動かさずに、「ゆっくりと身体を前に倒していく」と、肩甲下筋がストレッチされます。しっかりと肩甲骨に意識を集中してゆっくりとストレッチしましょう。最初に不具合がある側の手をやってから、反対側も行いましょう。

肩の不具合は、普段からケアしておかないと、「痛みのあまり眠れなくなったり肩があがらなくなったりする」ということにもなりかねませんので、肩こりだと侮らずに、日頃からしっかりとストレッチをしておきましょう。

 

【参考サイト】

肩甲下筋……肩の痛み、腕が上がらない症状のほとんどに関与する、くせ者筋肉(大川院長の接骨院コラム)
http://sekkotsu.ohkawa-kanazawa.com/column/%E8%82%A9%E7%94%B2%E4%B8%8B%E7%AD%8B/

Cause of stiff neck is a scapula.
Stretch of the scapula.

 

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