肩こりの原因は直接触れない筋肉にあった!

肩の不具合は、普段からケアしておかないと、「痛みのあまり眠れなくなったり肩があがらなくなったりする」ということにもなりかねませんので、肩こりだと侮らずに、日頃からしっかりとストレッチをしておきましょう。

【肩こりの人が急増中!】

スマートフォンの普及によって、近年「肩こりが急増している」といわれています。スマートフォンを操作する姿勢が、猫背気味になりがちということもあり、様々な部分に負担がかかります。そもそも、PCの普及によって仕事場でもディスプレイを見つめることが一般的になっているにもかかわらず、自宅や通勤時間でもスマートフォンのディスプレイを見つめていれば、「目に負担がかかり、肩こりになるのは当然」といえるでしょう。

軽いレベルの肩こりならば、目の疲れを癒したり、ゆっくりとお風呂に入ったりすることで解消されますが、肩こりがどんどんと蓄積していくことで、「手軽に解消することが難しく」なっていきます。そのような慢性化してしまって、「痛みや不快感が続くような肩こり」の場合は、表面的な筋肉をほぐしただけでは解消できずに、手では触れられないような「インナーマッスル」を刺激して緩めていくことが重要となります。

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【インナーマッスルってなに?】

インナーマッスルとは最近よく聞く言葉だと思います。ダイエットやエクササイズなどで、この部分を鍛えることで、効率よく基礎代謝をあげたりすることができるというものです。いわゆる一般的に「筋肉」と呼ばれる部分は「アウターマッスル」であり、身体の外側を覆っていることから、「わかりやすく効果が目に見えやすい部位」です。それに比べると、インナーマッスルは、名前通り、「身体の中心に位置して、関節を固定するために使われている筋肉」です。そのために、表面からは見えにくいのですが、身体のバランスを整えるために重要な役割を果たしています。

このインナーマッスルが多く存在する場所として、「肩関節」があります。この部分には「肩甲下筋」「肩甲挙筋」「棘上筋」「棘下筋」などといった筋肉が存在していますが、これらは肩甲骨に隠れていて、その存在を意識することが少ないものです。また、「直接刺激するのが難しい部位」でもあります。しかしながら、この部分を刺激することで「肩こりや、五十肩などの肩の不具合が解消する」ことが知られています。特に「肩甲下筋」は、肩がダイナミックな動きをするときに、肩関節を安定させているために、「肩にとって重要な筋肉」とされています。それだけに、最も最初に不具合を起こして、「他の筋肉とのバランスを崩してしまう」のです。