以前“FRINGE”というドラマを見ました。これは自分の息子が難病になり亡くなることになりますが、他のパラレルで父親が治療薬を作ることに成功します。でも成功した瞬間を邪魔が入ったために見逃してしまいます。子供を既に亡くした側の父親はそれを見ていたのでパラレルのその息子を救うために、自分の次元に連れてきてしまうことが原因で、その二つの次元の世界に穴が開き様々なことが起きてしまうのです……。
このドラマのように実際に交流があり、わが息子を亡くして他に不幸せそうな息子のパラレルワールドを見つけたなら、人情として連れ去ってしまう可能性は高いでしょう。
そんなことも踏まえて、パラレル・ワールド同士での交流は出来ないシステムになっています。いずれは自分のところへ全て戻るのですから問題はありません。
そして、それを踏まえると自分がパラレルワールドに帰るときに、親族などの愛しいスピリットが出迎えるシステムにも、素直に受け入れられるものがあります。
人は転生を繰り返すのだから自分が死ぬときには、もうあの人は居ないのではないか……。
転生をしているのに自分が死ぬときに迎えに来るっておかしいじゃないか……。
そう思ったことはありませんか?
私たちの一部は常にスピリット・ワールドにとどまっています。
ですから、私たちは自分の親族を何世代に渡っても出迎えに行くことも可能です。
でもこの私とは違う部分ではないかって?
いいえ、違います。
あくまでも私たち自身が会っているのです。
私たちの足先だけが、何かに躓いた時に私たちは痛みを感じます。
そして私たちの経験の一つですよね。
私たちの親指の経験だとは言いませんね。
私たちの指先がキーボードを打っていたとして、私の指先が仕事をしているといいますか?
私たち自身が仕事をしています。
同様に私たちが人間として学んでいるものは、私たちエネルギー体の学びなのです。
この二つの例により、少しは感じ取れるでしょうか?
スピリットとは、人間として肉体を持っているこの感覚とは全く違います。
でも私の感覚からして、それはとても完璧な感覚でした。
何もかも自由というか、軽くて安定しているというか……、
本当に素晴らしい感覚です。
そして、私たちは散り散りになって体験していても私自身。
全体像を見ることが出来るのは、スピリット・ワールドに戻ってからですが、それは今の配役に集中するにはベストな形を選んでいるに過ぎないのです。
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