「グリーフケア」という言葉を聞いたことはありますか?
グリーフ(grief)とは「深い悲しみ」という意味のこと。
深い悲しみにおちいった人を癒すグリーフケアは、「悲嘆の回復ケア」とも呼ばれています。
「グリーフケア」とは具体的に、愛する人を死別にて失ってしまった人の悲しみを癒し、再び立ち直れるようにサポートするケアのことを言います。
一般的なグリーフケアでは、残念ながら遺された人が心から納得されることはありません。
なぜならスピリチュアルな世界に触れることができなければ、光の世界にいる天国の愛する人の声を聞くことができないからです。
「愛する人からのメッセージを受け取り、悲しみから立ち直りたい」
このような願いを持つ人のために提供されているのが、水野宏美さんによる「スピリチュアル・グリーフケア」です。
ミディアム(霊媒)&ヒーラーでありスピリチュアルセラピスト育成講師である水野宏美さんに、お話をうかがってみました。
私のセッションでは、ご相談にみえるクライアント様の9割が、天国に愛する人がいる死別の体験者でした。
そのため、これまではエビデンシャル・ミディアムシップと、お心に寄り添うことができるスピリチュアル・グリーフケアをおこなってきました。
エビデンシャル・ミディアムシップとは、あらわれた人が誰であるのかを証明してからメッセージを伝える天国との通信のことです。
クライアント様から事前に何も聞かず、こちらが感じた情報を一方的に伝えるシッティング形式にておこないます。
ただしこのような個人セッションのみでは、喪失感が癒されるまでに時間がかかり過ぎてしまうと感じました。
そのため、もっと天国の世界への理解を深めていただくよう、現在は『インナーヘブンズドア(R)コース』というプログラムを提供しています。
——『インナーヘブンズドア(R)コース』とは、具体的にはどのような内容なのですか?
愛する人が死後に訪れる天国という世界について理解を深めたい方、私のようにミディアムやヒーラーとして働くスピリチュアルなセラピストを育成するコースになっています。
「インナーヘブンズドア(R)コース」では自分自身の心を癒し、スピリチュアルの真実を知り、生きる希望を取り戻していくことを目的としています。
自分自身のたましいの声を聴き、天国の愛する人とその世界を理解していくためのセラピストコースを設定しました。
内容はスピリチュアル法則、脳科学、心理学を活かし、誰でも自然に習得しやすいよう構成しています。
誰にでもわかりやすく体系的にまとめられた理論と、豊富な楽しい実習をバランスよく組み合わせ、スピリチュアルセラピストを育成するための本格的なコースになっています。
月に一度、朝10時から夕方17時まで、4時間の講義と2時間の実習をおこなうことで、プログラムを習得していただいています。
——では現在は、個人セッションは行ってはいないのですか?
はい。現在はインナーヘブンズドアコースにて、少しでも多くのセラピストを育成することに尽力しています。
個人セッションは、継続コースのコンサルセッションに限定する方向にとどめています。