こんにちは、心理士の村田です。
ストレスが多いと、胃炎や生活習慣病などの肉体的疾病を発病させることや精神的・疾病を発病させることもあります。また、精神的に追い込まれて、自殺に追い込まれることがあります。
今回はストレスの発散法です。これ以上ストレスで悩む必要はありません。まずは、これを読んでください。
ストレスと脳内ホルモン
ストレスはフラストレーションが溜まって解消されない状態です。
つまり、面白くないことが頭の中を覆っている状態です。従って、その状態を打破する必要があります。脳機能の側面から言うなら、ストレス源を忘れるくらい楽しくなること。
脳科学の側面からは、快楽ホルモンと呼ばれるβエンドルフィンを分泌させること。また、ハッピーホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌させ、イライラを取り去ることです。
ストレス発散法-ストレスコーピング
心理学では、ストレスの原因をストレッサー、ストレス対処法をストレスコーピングといいます。
ストレス解消方法は、ストレス源を断つことが第一。人間関係であれば直接交渉する。ストレス源が仕事や勉強であれば、逃げずに仕事や勉強に打ち込むことです。それができなければ、ストレスと上手に付き合っていくことです。
ストレスコーピングに は、さまざまなものがありますが、できるだけ多様なコーピングをあらかじめたくさん身につけておくことです。自分の手持ちのコーピングを、「コーピングレパートリー」と言います。コーピングレパートリーがたくさんあれば、さまざまなストレスに対して適切にコーピングを使うことで、そのストレスを乗り切ることができるのです。
コーピングレパートリーの例についてご紹介します。
コーピングレパートリー
(具体例)
●多忙でのストレスを解消する
多忙がストレスならスケジュールを立てて可視化(一覧表)します。頭の中で考えているだけだと、焦ってストレスになります。これは効きますので絶対にお勧めです。
●会話、コミュニケーション
ガールズトークやアフター5の上司の悪口はすっきりします。相談、雑談。話を聞いてもらうと心がすっきりします。話を聞いてもらうだけで心のカタルシス(浄化作用)が働いて、ストレスの発散になります。カウンセリングの基本です。
●呼吸法
食べたいけど食べられないというパニックに陥り過食してしまうことがあります。その場合には、次の呼吸法を試してみてください。
椅子に姿勢良く座って、1~5まで息を吸いながらカウントします。次に6~10まで息を吐きながらカウントします。これを10セット行います。