みちのく未来基金に思う〜エコと社会に貢献する、活きたお金の使い方とは

最近はスピリチュアルにはかなり縁遠い世界と思われる投資の分野でも「エコ」や「人助け」に対して積極的な会社に投資することで利益を上げていこう……という動きがあります。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。

スピリチュアルなことを学んでいると「人を助けること」が出てくると思います。
最近はそうでもないですが、「必要以上に欲張らないこと」というのもありますよね。

それは、「必要以上に欲張って他人のものを奪うことが争いを生み、他人を不幸にしてきたから」という側面があったからだと思います。
人助けとお金儲けは対極にあるようなものですが、この二つは両立できるものなんでしょうか?

 

<人のため、地球に貢献する会社に投資をすることで利益を上げる投資方法があるって本当?>

「人助け」というと大抵はボランティアを考えたり、寄付をすることを連想し、「お金儲けが人助けにつながる」とは考えにくいかもしれませんね。

最近はスピリチュアルにはかなり縁遠い世界と思われる投資の分野でも「エコ」や「人助け」に対して積極的な会社に投資することで利益を上げていこう……という動きがあります。
例えば日本の企業なら、エコならバイブリッドエンジンを搭載して燃費を抑えることで環境保全に貢献するTOYOTA、HONDA、クリーンディーゼルエンジンを利用しているMAZDAがありますね。

石炭と言えば、あまりクリーンじゃないエネルギーと見なされるかもしれませんが、日本の技術は、石炭から廃棄物を極力出さずにエネルギーを取り出す最先端の技術を誇っていたりします、実は。

世界的に視野を拡げたら、MacintoshやiPhoneでお馴染みのAppleもリサイクルを徹底したり、環境に負担をかける作り方を極力排除することでエコに貢献している会社だったりします。
また、日本のアステラス製薬という会社は一般の方にはあまり馴染みのない会社かもしれませんが、医療のある一部で世界的な特許を取得しており、アステラス製薬の商品で命を助けられる患者さんがたくさんいます。

そういう会社に投資して環境に優しい商品や困っている人を助ける商品を作る会社を応援したり後押しする「SRIファンド」という投資信託が最近少しずつ開発されています。

世界最大級の投資運用会社ブラックロックから出ている「ビックインパクト」は世界中のエコに貢献する会社、たくさんの人を幸せにする商品を開発している会社へ投資するファンドですし、日本のエコに貢献する企業や社会的利益に貢献する企業を対象にしたものだと朝日ライフアセットマネジメントが運用している通称「あすのはね」があります。この「あすのはね」は運用益(投資した人に還元する利益)は何と、ある銀行の投資信託の中でもトップ3に入るくらい利益を生み出す、利益目当てで選んでもおすすめの投資信託だったそうです。

ついでにいうと、「あすのはね」を購入すると手数料が発生しますが、その手数料の一部は寄付されているそうです。
購入しただけでエコに貢献したり困っている人の助けになる商品を作り出すお手伝いをする……そういう「人類や地球に対する貢献」だってありです。

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<できる人はここも違った! みちのく未来基金を提唱した会長さんはこんな人>

東日本大震災で親御さんが亡くなり、進学に困難をきたしている子ども達を奨学金という形で支援している公益財団法人「みちのく未来基金」は、kinaも知ってびっくりしたのですが、カルビー、カゴメ、ロート製薬、エバラ食品というコラムをご覧いただいている皆さんにも知名度の高い民間企業合同の支援団体なんですよ。
(URL:http://michinoku-mirai.org/

スタッフの皆さんも元々それぞれの会社に勤めていた人達で、お給料もそれぞれの企業から支払われているそうです。
個人からの支援もさることながら、東北に拠点がある企業で、「みちのく未来基金」を支援している企業も多いです。
さて、「みちのく未来基金」を提唱し、運営を行っている団体のひとつであるカルビーのCEOですが、この方は就任中にカルビーの株価を8倍に引き上げた手腕を持つ方です。

「フルーツグラノーラ(フルグラ)」の爆発的なヒットがあったとはいえ、これはすごいことだと思います……カルビーの株を長年持っていた人には、「資産を8倍になった」わけですから。
kinaが「みちのく未来基金」を知ったのは、よく買い物に行くサッポロドラッグストアー(サツドラ)にみちのく未来基金のパンフレットがあったから……なんですが、よくよく考えてみたら、カルビーもカゴメもロート製薬もエバラ食品もサツドラに販売路線がある会社です。

このような形で「慈善事業に貢献する」という方法もあるんだなぁ……なんて思ってしまいました。

「子ども達のためだけど、ひいては日本の未来のため」と身銭を切って足掛け25年にも渡る壮大な企画を、民間の力のみで動かしてしまったカルビー・カゴメ・ロート製薬・エバラ食品の皆さんには頭が下がる思いです。
なお、「みちのく未来基金」は公益財団法人なので、お金を寄付しても確定申告で少し税金が戻ってきます。

お金儲けとエコや社会貢献を両立させることは可能だし、お金を大きく稼げるからこそ、より多くの人達を助けられるという側面もあります。

今はコンビニでお釣りを寄付したり、ワンクリックで募金をしてくれる企業もあります。
投資信託を買ったり大きな金額を寄付できなかったとしても、地球に優しい企業や社会的に弱い立場の人を助ける商品を作っている会社の商品を買うことで応援するという方法もあります。

自分にできることで、誰かを助けることができたら嬉しいですね。

みちのく未来基金
http://michinoku-mirai.org/

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