人間のレイヤー/キース・ビーハン 〜 Human layers/Keith Behan

キースビーハン

人間のレイヤー

先日、スーパーに行った時のことです。
野菜売り場で玉ねぎを見かけたのですが、何枚もの皮が重なっている様子を見てふと、人間の内面や外面を象徴していることに気づきました。

玉ねぎの外皮は私たちの外見、たとえば顔や全体的な姿にあたります。
内側の層(レイヤー)は、その人の性格や行動のあらゆる面を示します。
玉ねぎと違うところは、玉ねぎの皮は動きませんが、私たちの層は移動します。
あらゆるタイミングで奥深くの層が表に出てきて、私たちの行動に影響を与えるのです。
過去のトラウマや不安は定期的に私たちの行動や思考、あるいは予期もしない時に表面化します。

過去に拒絶されたことがあったり何度も失望した人は「何もうまくゆくはずがない」という不安や心配があるため、その体験が表面化します。

キースビーハン

成長の過程でいつも人の気を引くためや、あるいは何か物を得るために競わなければいけなかった人は大人になっても、そしてそんな必要はない場合でも競い合ってしまったり警戒心を持ち続けたりします。

人にはいろんな面があるので、ある場面では自信を見せて積極的なように振る舞っても、また別の場面では恥ずかしがって緊張したりするものです。

また、接するグループによって、人は違う面を見せたりします。
たとえば同じ人であっても仕事の同僚から見た人物像と、家族のメンバーから見た人物像はかなり異なっているかもしれません。

これらは、人に備わるたくさんの層の数例に過ぎません。
その人のため、将来のために良い層もあれば、その人の心の平和と幸せのためには良くない層もあるでしょう。

前進するために、そしてもっと前向きで平和な気持ちで成功するために大切なことは、ネガティブな層を取り除いてポジティブな層を広げてゆくことです。
ですからもし除きたい層があるなら、ぜひそれに取り組んでください。

こういう時にこそスピリットガイドと繋がったり瞑想をしたり穏やかに内省することがとても大切です。
ガイドに助けを求め、感謝を伝え、あなたの良い面を引き出し、ネガティブな面を除くために力を借りてください。

できるだけ何度でも瞑想をしましょう。
もし瞑想を苦手に感じるなら短い瞑想から始め、忍耐強くありましょう。

キースビーハン

自己内省は必ずポジティブな方法で行うことも大事です。
どんなことであれ、あなたの良い面を見つめ、良い面があることを自分で認め、そこが伸びてゆきますようにと願いましょう。
素晴らしい面は何も無いと思うなら、もっとよく深くまで見つめてください。
見過ごしていたたくさんの良いものが見つかります。

変えたいところや取り除きたい面については、穏やかなやり方で取り除きましょう。
自分に対して腹を立てたり苛立ったりせずに、あなたのこれまでの人生経験のためにその層が出来たのだと考えましょう。

過去の層やあなた自身のある面を変えたい、取り除きたいという気持ちがあれば、それは可能です。
ですから、玉ねぎのように常にすべての皮の層を蓄え続けるのではなく、要らない層は除き、持っておきたい層を保持してください。

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