人生というチェス・マッチ/キース・ビーハン〜The chess match of life/Keith Behan

キースビーハン

人生というチェス・マッチ

私の楽しみの一つはチェスで、時おりチェスのゲームを楽しんでいます。
チェスボードを見ていたら、ある思考が浮かびました。

それは、チェスの駒は人生のそれぞれの段階をよく表しているなということです。

キースビーハン

チェスの駒の大半がそうなのですが、実際に人の人生もあまり多くの選択肢はなく、進む方向は一つしかありません。
まさにポーン(歩兵)、ビショップ(司教)、ルーク(城将)が一つの道しか許されていないのと同じことです。
歩兵のようにゆっくりと進むかもしれませんし、ルークやビショップのようにもっと速く進むこともあるでしょう。

もう一点、歩兵から学べることがあります。

歩兵はいったん動きはじめたら、一度に一マスしか進めません。
ですが、いかに動きが遅くてもチェスボードの反対側まで達せたらクィーンになります。
確かに、人生を進み続けている人を象徴しています。
小さな一歩、これが異なる未来へと導くのです。

ナイト(騎士)は人生の障害を跳び越しながら、方向性や進歩には制限があります。

クィーンはどんな方向にでも、何マスでも進むことができます。
ポジティブの良い象徴です。
誰でも変われること、その人の可能性に限界を設けていない様子がわかります。

キング(王)は多大な責任を抱えています。
クィーンほど速くは移動できないかもしれませんが、必要となればどんな方向にも進むことができます。

キースビーハン

チェスの試合は、まるで人生のようです。
思いもしなかった障害があったりハプニングが起きます。
いつ計画の変更を強いられるかもわかりません。
また、前に進むためにはその前に一度、後退せねばならない時もあります。

チェスの試合の末、実に様々な結果に到達しますが、チェスをするたびに新たに学ぶことがあります。
人生と同じで、そこには新しい学びや発見が必ずあるのです。
チェスでは形勢が不穏に進んだり、望むように進行しないように思えても、私たちは自分の動き方を変えることができます。

チェスの試合はあっという間に形勢が変わり得ます。
人生も同じことで、ネガティブなものもあっという間にポジティブに変わり得ます。
私たちはただ全力を尽くしてプレイし続けるのみです。

人生というチェスは簡単でも単純でもありませんが、私たちはいつでも次の行動を選択し、将来を変えることができるのです。

 

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