子供時代について忘れていたこと
先日、ある人と子供時代のことや子供の頃に大好きだったことを話していました。
そして、成長するにつれて私たちはなぜ、そういうことをしなくなるのだろう、それはいつ頃にやめるのだろうという話になりました。
人は大人になると忘れる事が一つある、と私は言いました。
ただ楽しい、それだけのためにやっていた事をしなくなるのです。
すべては何らかの目的がなくてはいけないと思っていたり、あるいは自分には十分な才能が無いと思ったからかもしれません。
幼い子供の思考は、まったく違います。
楽しい競争や難しそうなチャレンジ、あるいは楽しいゲームや単純な活動など、子供は深く考えることなくただ取り組みます。
たとえば楽しく絵を描くにしても、子供たちは何のために描くとか絵画の才能があるかどうかなど気にかけません。
ただイマジネーションを働かせて、絵を描きます。
子供たちにとってそれがただ楽しいからです。
こうしたことを、大人の私たちは忘れています。
ただ楽しいから何かシンプルなことをする。
そこから人はたくさん良いことを受け取るのです。
たとえばリラックスできる、穏やかな気持になります。
それをしている間、マインドはその行為に向かっているので日常のストレスとなるたくさんの心配事から解放されています。
この状態になるとマインドはよりリラックスし身体は平穏になるため、エネルギーが高まり元気が出てくるのです。
その時、乗り越えなければならない問題があってどうすれば解決したらよいかもわからないという状態かもしれません。
ですがそこからマインドが離れ、楽しいことに集中すると、マインドの中にひらめきやガイダンスを受けとるスペースができます。
それが解決策が見えてくるきっかけとなる可能性に繋がるのです。
ですから、子供の頃にどんなことを楽しんでしていたかを思い返し、何らかの形でもう一度それを始められないかぜひ考えてみてください。
ただ楽しいから、それだけでよいのです。
そこに大切な目的があるか、才能があるかどうかは関係ありません。
あるいは楽しんでやっていたし才能もあったけれど、プレッシャーになってやめたことかもしれません。
それなら何らかの形でまた再開するとよいでしょう。
過去のプレッシャーはもうなくなっており、ただ楽しむためにもう一度始めればよいのです。
人生は非常に複雑でストレスも多く、平穏な気持になり霊的ガイダンスを受けとるためにあらゆる面において瞑想はとても大切です。
ですがシンプルな人間として、他のことは何も考えずにただ楽しいことをするだけで良いことはたくさん受け取れます。
毎日する必要も、たくさんの時間を費やす必要もありません。
ただ時にふれ子供の頃に楽しんでやっていたことを行うことで、ポジティブな変化と新しい視点がもたらされるのです。