一歩一歩の大切さ/キース・ビーハン〜 Every step counts/Keith Behan

一歩一歩の大切さ

最近、またランニングを始めました。
以前は定期的に走っていたのですが、ここ数年はランニングをせずに過ごしていました。

年明けの寒い土曜日の朝、ランニングを再開しました。
思っていたよりも遠距離を走ることができたので、終えてからとても嬉しくなりました。
それ以来、二日ごとに走り続けていますが、とても楽しくランニングしています。
そして昨夜、この記事を書くことにしました。

昨夜はランニングをする少し前に雨が降りだしたので、寒いうえに湿気もありました。
昨日は私の住んでいるエリアにある丘に向かう上り坂を走ることにしました。
どんどん登っていく坂で、勾配がずっと続きます。

丘を登るにつれランニングはきつくなってゆき、冷たく湿気を含んだ空気も厳しさを増します。
ようやく丘の頂上まで登りきり、下り坂に入るとかなり楽になりました。
坂を最後まで降りきり、平らな道になったところでスピードを上げて走り出すと大きな恍惚感の波がやってきて、心の中には喜びが湧きました。
とても幸せな気分で帰宅した時は充実感と平和な気持で満たされていました。

後になってこの時のことを考えると、このランニングは人生のレッスンであることに気づいたのです。
前半は登り坂が大変で、一歩進むごとにエネルギーを消耗していました。
人生でも、前進しようにも困難が伴い、進み続けること自体が辛い時があります。
ゴールに到達するための努力をやめたり、そこでやめてスタート地点にそのまま戻ってしまう方が楽なように感じられるかもしれません。
このような時は目標を達成することや人生で手に入れたいものがあっても遅々として前進できず、とても大変で、とても最後までやりきれないと感じるものです。

こんな時の学び、それは進み続けるということです。
夢、希望、望みというものは一度ジャンプしただけでは辿り着けず、小さな一歩の積み重ねによって実現します。
私のランニングと同じように、一歩ずつ前に進むことで頂上に到達するのです。
すると幸福感、安堵感、喜びが溢れてきます。
小さな一歩一歩が大切なのです。
ですから、自分のゴールにまだ到達できない、期待しているほど速く前進できないからと落ち込むのではなく、これまで進めてきた歩みを見直して一歩前に進むごとにゴールに近づいているのだということを知りましょう。

私の登り坂でのランニングと同じように、あなたが達成したいことはどんな事であっても、あなたが行きたいと望んでいる方向に向かって小さな一歩を踏み出すことから始まるのです。

ポジティブな展望と目的、ゴール達成を楽しみに前を向きましょう。

キースビーハン 3月来日決定!
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