癒しの旅/キース・ビーハン〜The healing journey/Keith Behan

私はサイキック・ミディアムでヒーラーです。
ヒーラーとしてはスピリットエネルギーを用いてワークし、人を助けています。

この同じエネルギーを自分の癒しにもアクセスしてあらゆる形で使ってきました。
ヒーラーは自分自身を癒し、心の奥深くまで入ってゆき、自分を遮るブロックを除くことが大切です。
私にはそのための瞑想やテクニックがあり、それを行うと心が穏やかになりバランスが取れてマインドと身体が調和します。

私のスピリチュアル・セルフと繋がると、スピリチュアルエネルギーとの繋がりができます。
これを他の人へのワークにも、自分のワークにも使います。
ヒーラー/霊的な人にとって、ただこのエネルギーに繋がって外の世界で他の人々にワークするだけではなく、自分の心の中に入り自らを癒す必要があるのはどうしてでしょうか。

小さな物語をお話しましょう。

“””

 

昔、ある男性が鏡に映った自分を見ていました。
気分が悪く、人生にも不満がありました。

彼は何度も病気をしたり体調を崩したりし、さらには仕事やお金、人間関係、将来などあらゆる事についてたいそう心配していました。
平和な気持や調和を感じたことは一度もなく、すっかり孤独でした。
どうにかしたい。

彼は思いました。
そして自分に向かってこう言いました。

「鏡を見ていても答えは見つからない。旅に出かけて、色々な人と話して答えを見つけよう。」

翌日、彼は出発して隣の街に行きました。
少しそこにいる間に、むかし学校で同級生だった男性に会いました。
この人はいまやたいへん裕福で、経済的成功を収めていました。

男性はこの裕福な人に尋ねれば自分の人生の解決策がわかるだろうと思いました。
ですが、尋ねてみると彼はこう言いました。

「君の質問には答えられないな。私は裕福だがいつも不安で、人にお金を取られないかと心配ばかりしているんだ。頼むからどこかへ行ってくれ。」

男性はそこから立ち去り、考えました。
あの答えでは私の心配や不安の解決にはならない。
次の街に行こう。
そして次の街に行くと、ある薬剤師に出会いました。

男性は彼女に言いました。
「あまり具合が良くないのです。気分が楽になるものがあれ買いたいのですが。」

その薬剤師は薬の瓶を渡し、言いました。
「これを5日間だけ飲めば気分は良くなるでしょう。ですがその時だけです。いつまでも気分良くはいられませんよ。」

男性はお礼を行って店を出ました。
そして思いました。
私の病気を一時的に治すだけだったら、これも本当の答えではないな。

男性は旅を続けましたが、自分の人生の心配ごとへの解決策は一つも見つかりませんでした。
彼はがっかりし、悲しい気分で家に戻りました。

 

二~三日が経ち、彼が鏡を見ると奇妙なことが起きました。

ずっと見つめ続けていると突然、まるで自分の中の奥深くを見ているような気分になりました。
そして自分は一人の人間というだけではなく、霊的な存在であることに気づいたのです。

部屋が変わり始めました。
エネルギーがやってきて身の周りを包むのがわかり、自分は一人ではないとわかったのです。
彼はこのエネルギーに繋がって自分を癒す必要があることもわかりました。

自分を癒す方法はいつもここにあったのに、それに気づいていなかったのだ。

これが彼の気づきでした。

彼は瞑想を始め、エネルギーに繋がるためのテクニックを見つけてゆきました。
自分の旅についてよく考え、自分の人生に平和と幸せを感じるようになりました。
彼は忍耐を覚え、自分の心配への解決策も見つけ、いまや別の視点から自分の人生体験を見ていました。

体調は良くなり、生きるためのエネルギーが溢れてきました。
これが自分の人生を癒すということなのだな、と気づきました。

この短い物語は自己ヒーリングを学び、伸ばしてゆくことの大切さをわかっていただく一つの方法として私が書いたものです。

 

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