二匹の狼〜チェロキー・インディアンが孫息子に伝えた物語〜The two wolves 

思考にはエネルギーがあります。Thoughts carry an energy.

二匹の狼

これはあるチェロキー・インディアンが孫息子に伝えた物語で、人生の教えを説いています。
彼の中では2匹の狼が闘っている、これは誰の心の中でも起きていることだと言います。

一匹は悪い狼。怒り、妬み、自分勝手で嘘をつき、自分を憐れみ、傲慢で慢心しています。
もう一匹は喜び、平和で優しく、慈しみがあり、正直で謙虚、人の気持ちに共感し、愛と感謝をもった良い狼だと言います。

孫は少しの間考えて言いました。
「どちらの狼が勝つんだろう?」

お祖父さんは答えました。
「お前が養っている方の狼が勝つんだよ」

これは素晴らしい物語です。
人が考えていることや感覚が現実となります。
それを表したいい例です。

もし人が悪い狼のように考え、そちらに意識を向けていればそのような現実に繋がります。
たとえば人に嫉妬し羨ましがってばかりいる人には、さらに嫉妬をかき立てるような出来事が起き得ます。
するとその人はいつまでも羨みと不幸のサイクルから抜けられません。

一方、良い狼のように考え、人生に感謝し、「足る」を知っている人には、さらに感謝したくなること・ありがたく受け取りたくなる出来事が起き得ます。

思考にはエネルギーがあります。
ポジティブで元気が湧き出るような考え方をしようと努めれば、それだけ良い物事がその人に起きる可能性が生まれます。

ですからどうぞ良い狼のようになろうと努め、良い思考で自分を養い、良い物事を引き寄せてください。

 

キース・ビーハン
Keith Behan