昨日の夜、私は田舎の丘の上に立って野原やたくさんの木々、茂みを見渡していました。
向かいには遠方にもう一つ丘があり、その上まで歩いていくのはどうだろう、と考えました。
どれほどの時間がかかるだろう、頂上に着くまでどんな障害物を越えてゆけばいいのだろう。
そういった考えが浮かびました。
すると、また別の考えが浮かびました。
もし向かい側のその丘の頂上にも誰か別の人がいて、私が立っているこの丘に登ろうかなと同時に考えているとしたら、どうだろう。そして、私と違うことを考えているとしたら? どれくらいかかるだろう、どんな障害物を乗り越えればいいだろうといったことではなく、大変過ぎるだろう、うまくゆく筈がないと考えていたら。そうなると、向かいの丘に登ろうとする価値すらありません。
私達は同じ風景を見て、同じゴールを見ています。ですが思考が違います。一方はポジティブな展望を持ち、反対側の丘というゴールにどうやったら辿り着けるか考え、取り組んでいます。他方はネガティブな展望を持ち、反対側の丘というゴールになぜ辿り着けないか考え、取り組んでいるのです。
ここにもっと深遠な人生についてのスピリチュアル・メッセージが込められていることに私は気づきました。同じものについて、人は異なる感じ方をするのだという霊的メッセージです。二人の人間がいて、人生でゴールに到達するためにどちらも障害や苦しい状況に遭遇することになったとします。ポジティブな捉え方をする人、ネガティブに捉える人、それによってとる行動は異なりますから、結果も異なってきます。
一人はどうすれば解決できるだろう、最善の行動・この状況にとって最良の解決策はなんだろうと自問するでしょう。
そうするとその人にはポジティブなエネルギーが流れ、そのエネルギーがその状況に流れてゆきます。
もう一人は、こんなの無理だ、解決できそうにないと自分に言い聞かせるかもしれません。つまり、その人のエネルギーはまったく解決にフォーカスされておらず、その状況にはネガティブなエネルギーが備わるのです。
単に捉え方が違うだけですが、結果は異なってきます。
考え方はとても重要なのは、そのため。思考にはエネルギーがあり、思考があらゆる現実を生み出すからです。
生きていると、絶えずポジティブではいられない時もあります。ですが、ポジティブであればあるほど、結果も未来の人生の方向性もポジティブになります。障害や問題があれば、解決策を探してください。答えが見つかるまで忍耐強くいてください。あなたのガイドに、この先どうすればいいか、助けとサポートをお願いしてください。また、経験から学びを得る姿勢でいてください。
これは二つの丘のスピリチュアル・メッセージです。ネガティブになったり身動きがとれない感覚になってゴールには辿り着けないような気がしたら、その状況を反対側の丘、つまりポジティブな捉え方からその状況を見てみてください。助けとガイダンスを求め、ポジティブな人生に向かって前進してください。