他人と比べず、自分を基準に考えることが大切
向上心を持つことはとても素晴らしいことです。
向上心とは、自分の知識や能力、技術などをもっと高めていきたいという気持ちを持つことです。
人は向上心を持って、そのために行動することで大きく成長することができます。
努力した結果だけでなく、努力した過程を通じて多くのことを学ぶこともできます。
たとえ思うような結果を得られなくても、努力した過程に学んだことはかけがえのないものになります。
ときには、自分の思うように能力などを高められないときもありますよね。
「こんな風になりたい!」と自分の思い描いた理想に向かって頑張っているからこそ、思うようにならないと、もどかしい気持ちになると思います。
どうしても結果にこだわってしまいがちですが、思うような結果を得られなかった自分を責めないことが大切です。
また、自分と誰かと比べて「なんで、あの人のように○○できないのだろう!?」と思わないことです。
誰かと比べて、劣っているとか、勝っていると判断する必要はないからです。
あくまでも、他の誰かを基準に考えるのではなく、「自分」という存在を基準に考え、行動するように意識してみてください。
「なんで、〇〇できないの!?」は禁句!?
自分に対しても、他人に対しても「なんで、○○できないの!?」は言わないようにする方が良いです。
しかし、ついつい家族や恋人など、身近な人に言ってしまうことが多いかもしれませんね。
「〇〇できないの?」と責めるような言い方をしなかったとしても、他人と比べてしまうことは多々ありそうです。
例えば、子供に「親戚の○○くんはできるのに」とか、 彼氏に「○○ちゃんの彼は○○してくれたのに」とか、つい口にしてしまうこと、ありませんか!?
「○○くん(ちゃん)はできるのに」と誰かと比べてしまうと、言われた側は余計にプレッシャーを感じてしまいます。
できないことを責めるだけでなく、誰かと自分を比較してしまうとコンプレックスも生まれてしまい、ますます心の負担が増してしまいます。
自分にも、他人にもそれぞれのペースがあります。
お互いを尊重し、それぞれの「良い加減」で過ごせるよう心がけるようにしてください。
場合によっては、追い込みも必要かもしれません。
しかし、めったに自分や身近な誰かを追い込む必要は無いはずです。
「なんで○○できないの?」と、自分や身近な誰かを攻撃しないよう注意してください。
誰かと自分を比べてしまうのは、自分にも同じ素質があるから!?
実は「なんで、あの人のように○○できないの!?」と思うときって、自分にもその人と同じような素質があるときなのです。
そして、その人は自分の身近な存在であったり、自分と大差のない人だったりする場合がほとんどです。
自分にもできそうなことだからこそ、できないとき卑屈になってしまうのです。
同じような素質を見出だすことができなかったら、「なんで、あの人のように○○できないの!?」とは思わないはずです。
例えば、有名なハリウッドの女優さんと自分を比べて卑屈になったりはしませんよね。
エマ・ワトソンさんを見て、「なんで私はエマ・ワトソンみたいにハリウッドで活躍できないのだろう!?」とは思いませんよね。
恐らく、「うらやましい」とは思うかもしれませんが、同じような素質は全く見出だせませんから「素敵な人だな~」と思って、ただ憧れるだけで自分を責めることはないはずです。
そのため、他人に対して、「なんで自分は同じように〇〇できないのだろう」と思って、卑屈になったり嫉妬してしまったりするのは、その人と同じ素質を自分自身が持っているからなのです。
だから、卑屈になったり嫉妬したりせず、自分も同じように素質があるのですから、その能力を磨けば良いのです。
ただし、急には上手くいかないと思いますので、慌てずに行動してみてくださいね。
また、あくまでも自分と向き合って「自分を基準に」考えることが大切です。
どちらが「劣っている」とか「勝っている」と判断するのではなく、その人をお手本にすれば良いのです。
自分の能力を高めるために参考にしている人だと思えれば、卑屈になることはありませんからね。
他人と自分を比べるのではなく、お手本にして自分も成長すれば良い!
人それぞれ、違うからこそ面白いですし、お互いが学び合い成長することができます。
あなたには、あなたの良さがありますし、同じように他の誰かにも、その人なりの良さがあります。
当たり前のことですが、決して真似しても同じようにはなれません。
だからこそ、「なんで、あの人のように……」と思う必要はないのです。
ついつい誰かと自分を比べてしまい、コンプレックスを抱いてしまいますが、それほど無駄なことはありませんからね。
コンプレックスを抱くよりも、「自分を基準に」考え、成長していくための行動をすることです。
「なんで、あの人のように○○できないの!?」と思ってしまったとしても、その感情を引きずってモヤモヤしているだけでは勿体ないです。
あなたには無限の可能性があります。
自分の可能性を信じて、そのモヤモヤを原動力にして、勇気を出してチャレンジしてみてくださいね。
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