この数年の引き寄せブームにより、
かなり多くの方が宇宙の真理である引き寄せの法則に意識を向けられたと思います。
ここで若干誤解があるように感じるのは
引き寄せができる方とできない方がいるように捉えられている部分があることです。
結論から言えば
全ての方がすでに引き寄せの法則をマスターしています。
というか、法則である以上、できる人とできない人がいるのは誤解で
私たちの目の前にあるのは全て、私たちが引き寄せたものだ
ということです。
私たちは意識で意図しているものを引き寄せているのではなく
(それもできないことはありませんが)
無意識に思っていることや感じていることが現実化しているのですね。
だから例えば、
一生懸命お金持ちになるイメージをしたり、アファーメーションを唱えたりしても
なかなかお金持ちにならないという方は
「お金持ちにならない」という観念を持っていて、それが現実化している
ということです。
それはお金は汚い、ということかもしれないし、私にはお金持ちになる価値がない
ということかもしれないし、苦労しないとお金は稼げないということかもしれないし、
世界にはみんなに行き渡るだけの富はない、ということかもしれないし、お金は争いの元である、ということかもしれませんがとにかく無意識になっている観念が目の前の世界に顕われているのです。
だから私は引き寄せられないのではなくて
無意識下にある観念に基づいて引き寄せている、のですね。
一日中、思考を見張っていることはほぼ不可能です。
一日に30分くらいお金持ちのイメージやアファーメーションをしても
残りの23.5時間を「お金がない」という意識で過ごしていたら、
もちろん、お金がないということが現実化されます。
だからまず自分がどんな観念を持っているのか、ということ
私が持っている観念は私を幸せにするのか? ということを
見直す必要があります。
自分がどんな観念を持っているかは、自分の現実をみればわかりますね。
【本当の望みをわかっていますか?】
望む現実を引き寄せよう!というのがこれまでの引き寄せの法則の主流です。
それはそれで素晴らしいことです。
でもここで問題なのは
① 自分の本当の望みがわかっているのか?
② それがわかっていたとして、その望みは私にとって本当に最も良いことなのか?
ということです。
① 本当の望みがわかっているのか?
これがしたい、あれがしたい、こうなりたいという願望は
自分の本心(愛)から出てきている場合もありますし
傷(恐れ)から出てきている場合もあります。
またあなたが顕在意識で望んでいることと
魂が望んでいることは違うかもしれません。
あなたは明日、あの嫌な人に会うのは嫌でしょうけど
魂はその嫌な人をわざわざ自分劇場に出演させているわけですよね。
ということは魂は何らかの目的で、嫌だけどその人に会いたいわけです。
② その望みは私にとって本当に最も良いことなのか?
結論から言えば、人生にはいいことしか起きていません。
あなたがそれを「良い」とジャッジしようが、「悪い」とジャッジしようが、
人生にはあなたが本当に望んでいることしか起きていません。
だからあなたが「これを」と望んだとしても
あなたにとってそれが最も良きことでなければ、起こらない、ということです。
あなたはあの仕事がしたい、と思っているかもしれませんが
そこはあなたが最も輝ける場所ではないかもしれません。
【引き寄せの法則のその先へ】
だとしたら、好き嫌いやこうなりたい、あれが欲しいというのを
一旦手放してみたらどうでしょう。
好き嫌いは人生に彩りを与えますし、
それは私が誰かということの表現でもあるのですが
場合によっては私たちの可能性を狭めるし
奇跡が起こるスペースをふさいでしまいます。
好き嫌いやあれが欲しい、こうなりたいといったことを手放すと、
私たちはゼロポイントとよばれるスペースに入ります。
そこは全ての可能性が存在するポイントです。
宇宙のパワーが働く場所、と言ってもいいでしょう。
私たちには自由意志があります。
もちろんそれは行使すべきものですが
私たちの意志に宇宙は介入できない、というのもまた基本的な法則の一つです。
だから時には自分の好き嫌いなどを手放して、ゼロポイントに入ってみると
あなたの想像を超える出来事や想像を超える自分の可能性に出会えるかも
しれません。
古い祈りはいつも
「これを。でなければ、最も良きことを」です。
スピリチュアルガイド 美月結でした。
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