【有名なファンクショナルトレーニングを紹介】
ファンクショナルトレーニングは、無数に存在していますが、今回はその中で、有名なものを紹介しましょう。
【アメリカの特殊部隊で採用されたファンクショナルトレーニング】
TRX
「アメリカ海軍特殊部隊の司令官」だった人物が、兵士たちがいつでもどこでも効果的なトレーニングを行う事が出来るようにと開発したもの。サスペンショントレーニングと、RIPトレーニングの2種類があります。
サスペンショントレーニングは元々、「シンプルな紐やベルトを使った」ものであり、重力と自重を利用して、手軽に「数百種類の様々な身体の部位を刺激するトレーニングを行うことができる」のです。現在では専用の器具が作られていますが、基本的には紐に取っ手がついたものですので、どこにでも持ち運んで行う事ができることから、高い人気誇ります。
RIPトレーニングは力の強いゴムと金属のバーを使って行うもので、ゴルフを代表する身体の回旋運動を効果的に鍛えることが可能です。こちらは、サスペンショントレーニングに比べると、持ち運びは不便になってしまいますが、ゴルフや野球、ボートなどで使う部位を実践的に鍛えることが出来ることから、プロのアスリートにも高い評価を得ています。
どちらも、強度を調整することで、老人からプロアスリートまで行う事ができるのが特徴であり、その効果の高さから、TRXを取り入れている選手や、トレーニングジムが増えてきており、たびたびテレビでも取り上げられています。
【農業をヒントに産まれた9000種類以上の動きが出来るプログラム】
ViPR
カナダのホッケーチームのトレーナーが、優秀な選手に「農家出身者が多い」ことから着想を受けて生まれたもの。一部分だけを鍛えるのではなく、「全身運動を行いながらも、ホッケーの試合と同じ状態を再現するためのツール」として作られたViPRによって、実際にホッケーの「金メダリストが誕生」しています。
といっても、必ずしもホッケー専用というわけではなく、円柱というシンプルな形状をベースに、複雑な持ち手を用意したViPRは、なんと「9,000種類以上のエクササイズを行う事が可能」となっており、身体全体を機能的に鍛えながら、その人が本当に必要な部分をより強化できます。一見すると、単なるウェイトトレーニングの道具に見えるかもしれませんが、その応用方法の多さから最近注目を集めており、こちらもテレビで登場して芸能人が体験したりと、ブームが訪れる兆しが見えてきています。
【ファンクショナルトレーニングは、トレーナーに学びましょう】
このようなファンクショナルトレーニングは、次々に新しいものが生まれてきていますが、注意する必要があるのは、たんに「道具を購入すればOKという性質のものではない」ということ。筋トレも身体を傷つけないためにフォームが重要となりますが、ファンクショナルトレーニングは、しっかりとした効果を引き出すためには、「フォームが非常に重要」となってきますので、自分だけで独習するよりも、何度か専門のトレーナーから動きとフォームをチェックしてもらうことをオススメします。
ストイックで精神的にキツいイメージがある筋トレに比べると、ファンクショナルトレーニングは、様々な動きが出来ますので、キツいトレーニングは苦手という方でも、遊び感覚でチャレンジすることが可能です。見かけよりもかなりキツいものですが、それだけにしっかりと身体は変わっていきますよ。
【参考サイト】
TRX Training JAPAN
https://trxtrainingjapan.com/
ViPRジャパン
http://www.vipr.jp/
Prevalent functional training.
The secret of functional training.
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