四柱推命でみる2019年の運勢は?~本当の年運のスタートは、2月の立春から!~

いくつもある一年の切り替えのとき

1月1日になった瞬間に新しい年がスタートし、多くの人が希望を胸に、お正月にその年の抱負などを考えますね。
まるで元旦に、運気の流れが切り替わったような気分になることでしょう。

しかし、実際にお正月休みが終わって日常生活に戻ると、「昨年の雰囲気と、あまり変わってないなあ……」と実感することはありませんか?

1月1日というのは、あくまでも人間が決めたグレゴリオ暦による区切りであり、星の運行などの運気の切り替えとは、まったく関係ない日であるためです。

西洋占星術では一年間の運勢を、主に「幸運の星」と呼ばれる木星の運行によって判断します。
特に、木星がどの星座を運行しているのかを、重視します。

地球からみた惑星の動きは不規則で、もちろん1月1日きっかりに、木星が星座を移動する訳ではありません。
例えば、木星が射手座を運行する期間は、2018年11月22日から2019年12月3日までという、カレンダー上では曖昧な期間となっています。

四柱推命や九星気学などの東洋系の占術では、立春の2月4日が、年運がスタートする日になります。
時間の違いはありますが、毎年毎年きっかりと、立春になった瞬間に、一年間の運勢が切り替わるのです。

 

西洋占星術による運勢は、どのような影響を与えるか。

あくまでも、長年見てきた上での私自身の印象になりますが、西洋占星術による年運と、四柱推命による年運は、出方が違っているように思います。

西洋占星術で木星が星座を移動すると、確かに自分自身や周囲の流れが変わってきます。
例えば、木星が水の星座(蟹座・蠍座・魚座)を運行している期間は、あちこちでベタベタした感じを持つ、仲良しグループが目立っていたような感覚があります。

しかし、次の火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)に移行したあとは、そうした感覚が薄れ、個人主義的でサバサバした関係が増えるように感じられます。

思うに、西洋占星術で出る運勢は、「人間の精神に、強く影響する」と感じるのです。

突然何かが起こるのではなく、まず人間の心理が変わり、それによって環境や状況が変わってくる……という感じです。
ですから占星術による現実面への影響は、派手さがなくてソフトです。

 

四柱推命による運勢は、どのような影響を与えるか。

では、四柱推命による運勢は、どのように影響するのでしょうか?

こちらも私自身が長年運勢を追ってきた感覚ですが、四柱推命による年運は、現実的な動きに、強く影響する……と感じられます。
西洋占星術のように、まず精神を動かすのではなく、ストレートに現実に影響を与える感覚です。