聖なる癒し物語②からだと心を繋ぐもの~生命の息吹を流しこんであげましょう

木

感情を押し殺したり、頭であれこれ考え過ぎたりして
カチカチになったからだをほぐしましょう

春の香り漂うこの頃ですね。アティーナ洋子.です。
私のヒーリングサロンにお越しくださったお客様、おひとりおひとりの癒しのプロセスに寄り添わせていただいき、“共に在る”ことで日々たくさんの喜びを発見しています。

その癒しのプロセスの中で内側にある聖なる光が輝き、聖なる癒しが起こる瞬間を目の当たりにすることがあります。
聖なる癒しはそれぞれの美しい物語のようです。
この場をお借りいたしまして “聖なる癒し物語”をシェアさせていただきたいと思います。

前回の~からだと心を繋ぐもの~では、“ふれること・感じること”について書きましたが、
今日は、“呼吸”について書いてみたいと思います。

サロンにお越しくださるクライアントさんの中でも肩こり・首のこり・慢性的なストレスを抱えている方が多くいらっしゃいます。
その方々の呼吸を観察していますと、ほとんどの方が浅い呼吸になっているのですね。
感情を押し殺したり、頭であれこれ考え過ぎたりして、からだが固く縮こまっています。
施術をすることで、固いところがほぐれていくと、次第に呼吸が深くゆったりとしてきます。

あなたは今、どんな呼吸をしているでしょうか?
呼吸に意識を向けて、息の流れをみていきます。自然に息が出たり入ったりするのを静かに感じ、やわらかい呼吸の流れを見つめてみましょう。

ゆるやかで調和のとれたリズミカルな呼吸を、静かに静かに繰り返し、その呼吸をしっかり観察します。
やがてからだの内側に染みとおる呼吸のかすかな動きや流れを感じ取るように、またそこから命の息づく音を感じ取るように意識して続けていくのです。

呼吸に意識を集中していても、もし注意が逸れてしまったら何度でも集中し直してみます。
これは「いま、ここ」にあるありのままを受け入れることを学ぶための素晴らしい方法でもあるのです。呼吸に注意を向けることは私たちのいまをここに留めてくれます。(いま……時間からの自由。ここ…空間からの自由)

自然や宇宙から導き入れ、わたしたちから自然に還す
“呼吸”で生命の息吹を流しこみましょう

息の流れを心で見つめ続けるとやがて「息と心」は穏やかに安定してきます。
ゆったりとしたゆるやかな呼吸をすることで、からだは驚くほど力が緩み、心はあたたかなものに包まれていきます。

①鼻から息を入れてお腹に息が流れ込み、お腹をゆっくり膨らます。
②息を入れ続け胸の下部から真ん中、上部まで満ちて胸全体を膨らます。
③息を止めて喉を閉める。
④からだの隅々まで気が満ちて、光によって清まっているイメージをし、そして喉を緩める。
⑤息を出して胸を軽く緩める。胸の上部から下部の方へ息が流れていく。
⑥息を出し続けお腹もへこんでいく。お腹全体が浄化されていくイメージをし、細い息で吐ききっていく。

このゆるやかな呼吸が終わったら、そっと静かに自然の呼吸に戻して余韻を感じます。
身体感覚を意識にあげ、じっくりと全体の心地よさを味わいます。

自然のままの呼吸は、知らないうちにしている呼吸ですね。そのことを思うと大いなる計らいに気づいていきませんか?

呼吸のリズムは身体のリズム、身体のリズムは自然や宇宙のリズムです。生命の息吹……呼吸を流しこんであげましょう。

“一息吸って微笑んで~一息吐いて私は静か。”
これは私のYogaの先生がいつも瞑想中に誘導してくれる言葉です。

呼吸の呼は、息を吐くこと。わたしたちから自然に還すということです。
私たちの中にあるいらないエネルギーを見つけたら吐く息とともに吐き出しましょう。

いらないエネルギーを外に出すときにどんなイメージをするでしょうか?
ドロドロした嫌なものを想像するかもしれませんね。その時ちょっとイメージしてみてください。光に変換してみます。ネガティブなものを光に変えて自然に還すのは素敵なことだと思いませんか!

呼吸の吸は、息を吸うこと。自然や宇宙から導き入れるということです。
息を吸ったら、からだに満ちているその息を感じ、さらにからだの内が美しく清めてくれているのを感じてみましょう。
宇宙から個の内側へと奥深くまで清浄なる光が流れ込み、やさしく包まれ、輝きに満ちていくでしょう。